グリエール:交響曲第2番,ザポロージャ・コサック ダウンズ=BBCpo (CHAN9071)
曲目・演奏者
●グリエール:
[1] 交響曲第2番 ハ短調 Op.25
[2]「ザポロージャ・コサック」 Op.64
■エドワード・ダウンズ指揮 BBCpo
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} CHANDOS*CHAN 9071
発売:92年/録音:1991年/収録時間:61分
△ディスク=Made in Austria △プラケース=ハード・タイプ
コンディション
◇ディスク:B-/ スリキズ部分的にあり(横方向含む / 強め含む*全曲の動作確認済)
◇ブックレット:A-〜B+/ ツメ咬み痕少しあり / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイ白地部分に変色あり(軽め)
録音データ・その他
☆1991. 12 マンチェスターにおける録音。(P) ラルフ・カズンズ、(E) ドン・ハ−トリッジ。
−1991〜92年で完成させた同コンビによるグリエール:交響曲全曲の1枚。ダウンズは1980〜91年 BBCフィルの音楽監督をつとめていました。
−第3番「イリヤ・ムーロメツ」が有名なグリエールの交響曲ですが、第1番、第2番もなかなか魅力的です。この第2番は1907年作曲。4楽章からなり、I. アレグロ ペサンテ (14'03),II: アレグロ ジョコーゾ (7'17),III. アンダンテと6つの変奏曲 (13'00),IV: アレグロ ヴィヴァーチェ (11'14)。甘いメロディに溢れた壮大、華麗な交響曲。娯楽性が高く、親しみやすい。ラフマニノフ、グラズノフを思わせずにはいられませんが、勇ましい騎行のような第1楽章冒頭はシベリウスを思わせます。
−[2]は1921年作曲の交響詩。「ザポロージャ・コサック」とは ウクライナ地方のスラヴ系コサックのひとつで、南部ドニエプル川下流域を拠点として活動。ロシアのドン・コサックと並び、ロシア史において大きな役割を果たしたとのことです。当初は国家や領主に従属することなく、軍事力を武器に各地で略奪遠征をおこなっていましたが、1569年に「ポーランド- リトアニア共和国」が誕生すると軍人として登録され、モスクワ公国、オスマン・トルコなどとの戦いで活躍し、 ポーランド- リトアニア共和国の安定に貢献したとのことです。−1676年 ザポロージャ・コサックの陣営にトルコのスルタンから「降伏して臣下になれ」との書状が届いたのですが、気高きザポロージャ・コサックたちはスルタン宛にユーモアと辛辣な言葉の織り交ぜて要求をはねつける返事を書きました。この交響詩はイリア・レーピンも1880年に絵画にしたこの有名な故事を作品にしたものです。キーウ出身のグリエールはウクライナの舞踊や民謡の旋律を織り交ぜ、ザポロージャ・コサックの勇猛勇敢さを描きました。曲は続けて演奏されますが 4つの部分からなり、当アルバムではトラックが切られています。I. 導入部,II. コサックは手紙を読んだあと返事を書く,III. 彼らは笑う,IV. 踊りと歓喜,V. フィナーレ。計18'06。IIIの「彼らは笑う」は嘲笑しながら返事を読み返す場面。細かい下降音型で笑いを描写しています。
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