Rシュトラウス:ばらの騎士 ベーム=WP; ルートヴィヒ(MS) マティス(S) 他 /L (DG・3CD)
曲目・演奏者
●R. シュトラウス:
「ばらの騎士」Op.60 全曲
■クリスタ・ルートヴィヒ(S:元帥夫人) テオ・アダム(Bs:オックス) タティアナ・トロヤノス(MS:オクタヴィアン) エディット・マティス(S:ゾフィー) オットー・ヴィーナー(Br:ファニナル) ゲアハルト・ウンガー(T:ヴァルツァッキ) ツヴェトカ・アフリン(A:アンニーナ) カーリ・レヴァース(S:マリアンナ) アントン・デ リッダー(T:歌手) 他
カール・ベーム指揮 ウィーンpo ウィーン国立歌劇場cho
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} DG*445 338-2 (3枚組)
発売:94年/録音:1958年/収録時間:71+57+60分
△フェストシュピール ドクメンテ・シリース
△ブックレット(解説書)とリブレット(歌詞対訳) 別々 / プラケースに収納 △独語詞・英訳掲載
△ディスク中心部の刻印=MADE IN GERMANY BY UNIVERSAL M&L
コンディション
◇ディスク:3枚)A-/ 点キズ少しあり
◇ブックレット:A-〜B+/ シワ少しあり
◇リブレット:A-/ 裏表紙に波うちあり / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:A-〜B+ ◇バック・インレイにシワ少しあり(強め)
録音データ・その他
☆1969. 7. 27 ザルツブルク音楽祭大劇場におけるライヴ録音。(E) ヨゼフ・スラトコ。
−ORFの放送用録音による。ベームはウィーン・フィルを指揮して「ばらの騎士」を振っても、カラヤンのように優美なサウンドにならず、かなり質朴。第1幕導入部では弦楽のアンサンブルもいまいちで、ちょっと心配になりますが、さすが一流指揮者と一流オケ。オペラが進むにつれ、ベームもオケもノッてきて本領発揮。ベーム壮年期の筋肉質でエネルギーに満ちた音楽となり、第2幕と第3幕のクライマックスは凄みさえ感じられます。−本来メッツォながらマルシャリンに挑んだルートヴィヒは彫の深い歌が期待されれるところですが 敢闘賞というところでしょうか。トロヤノスの深い響きのおとなびた感じのするオクタヴィアンはいい。ただし第1幕 ルートヴィヒとのやりとりではふたりの声質がやや似ていて、音だけ聞く場合 ウィークポイントになりかねないという気がします。一方 マティスのゾフィーは硬質で明るく明快な響き。銀のバラ贈呈の場の高音も見事に響かせていて大変気持ちがいい。ひょっとすると私が最も好きなゾフィーかも とふと思いました。オクタヴィアンとのやりとりでは声の対比がいい。−そしてアダムのオックス。アダムといえば深々とした響きのバスではなく、明快なディクションを持つ声楽的に素晴らしいバス歌手。折り目正しい歌だけに喜劇的なキャラクターの最高峰のような役が馴染むのか心配でしたが、キャラクター作りがうまく、豪快、悪辣な田舎者を見事に演じていることに驚かされました。−トロヤノスもあまり喜劇的表現は得意ではないだろうと思いきや、第3幕 女装の声色はやりすぎ感もあるほどです。
−ブックレット内には数枚の舞台写真掲載。かっこいいトロヤノス、可憐なマティスを見ることができます。トロヤノスは第3幕の女装の場面の1枚がありますが、思い切った喜劇的な演技をしているようであることが伺えます。−ベームは1958年 当オペラを DGでセッション録音していました。
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