チェルニー：ピアノ連弾作品集 (2つのソナタ 他)　タール&グロートホイゼン(p) （SK45936）

曲目・演奏者

●チェルニー：
[1] 性格的で華麗なる序曲ロ短調 Op.54
[2] 華麗なる大ソナタ ハ短調 Op.10
[3] 幻想曲ヘ短調 Op.226
[4] 大ソナタ ヘ短調 Op.178

■ドゥオ・タール&グロートホイゼン(p)〔ヤーラ・タール，アンドレアス・グロートホイゼン〕

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} SONY＊SK 45936
　発売：91年／録音：1990年／収録時間：70分
△ディスク＝Made in USA

コンディション

◇ディスク：A-〜B+/ 小スリキズ少しあり(強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：B+/ 小シワ部分的にあり / 裏表紙にスレ線少しあり / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース：A-

録音データ・その他

☆1990. 3 オーベルプファルツ・ノイマルクトにおける録音。(P) ヴォルフ・エリクソン、(E) シュテファン・シェルマン。
−カール・チェルニー (ツェルニー) はオーストリアの作曲家・ピアニスト・教師 (1791- 1857)。実用的なピアノ練習曲を数多く残したことで有名ですが、未出版のものを含めて1000曲以上の作品を残した多作家です。[2,4]は第3楽章にスケルツォを持つ4楽章からなる作品。ロマンティックで親しみやすい作風ですが、オーケストラの響きを想像させ、管弦楽作品の編曲のようにも聞こえるところが面白い。一方で時にシューベルトを思わせる抒情を聞くことができます。
−テクニック抜群でリズム感よく、力強いダイナミズム。しかも明快なテクスチュアを誇る素晴らしいコンビネイション。チェルニーの知られざる作品を面白く聞かせてくれるのは、イスラエル出身のピアニスト タール (1955- ) と彼女のドイツ人パートナー グロートハウゼン (1956- )。1985年結成で、現在も精力的に活動しており、すでに40年近くになる名コンビです。録音も多く、当アルバムは KOCHへのフンメル集に続く、SONYデビュー録音でした。その後 数多くのアルバムをSONYで制作します。1995年には NHK趣味百科「ピアノ連弾の楽しみ」の講師をつとめていました。