ラフ:交響曲第4番,序曲4曲 シュタードルマイヤー=Bam (TUDOR)
曲目・演奏者
●ラフ:
[1] 交響曲第4番 Op.167
[2]「ベネデット・マルチェッロ」序曲, [3]「ダーメ・コボルト」序曲
[4]「言葉」序曲, [5] 演奏会用序曲
■ハンス・シュタードルマイヤー指揮 バンベルクso
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} TUDOR*7113
発売:04年/録音:[1]2001, [2-5]02年/収録時間:65分
△ディスク=MADE IN EU
コンディション
◇ディスク:A-/ 小スリキズ少しあり
◇ブックレット:A-/ 軽いシワ少しあり / 内部白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:B+
録音データ・その他
☆[1]2001. 11,[2,5]2002. 4,[3,4]2002. 5 以上バンベルク・シンフォニー アン デア レグニッツ・カイルベルト・ザールにおける録音。
−ラフはスイスの作曲家 (1822- 82)。リストの助手として リストの多くの作品のオーケストレイションに携わり、力をつけて独立。ロマンティックな管弦楽作品を多数発表し、R. シュトラウスにも影響を与えました。交響曲は最後の未完作品を含めれば11曲。
−[1]は1871年作曲。4楽章からなり、第2楽章がスケルツォ、第3楽章が緩徐楽章 (10'14+ 4'42+ 9'47+ 6'49)。−第1楽章はブルックナーを軽快にしたようなおもむき。第2楽章はメンデルスゾーンを思わせる細かい動きの諧謔曲。第3楽章は悲歌的な変奏曲。そして特に興味深い第4楽章。その冒頭で、第1楽章冒頭の不気味な主題をチェロの下降音型で否定するようであるのは、あきらかにベートーヴェン「第9」のパロディでしょう。主部は快活で軽妙な音楽。展開部で対位法の技術を見せつけるのもベートーヴェンのパロディなのかと考えていると、あれっ 再現部は第1楽章から転用の主題のみ? その後「第9」終楽章最後の部分プレスティッシモの開始を思い出させる管楽器の小刻みな音型が現れ、終結音型でしつこく念で押すようにして終わります。これはベートーヴェンの交響曲第5番のフィナーレのパロディではないでしょうか。
−シュタードルマイヤーはオーストリア出身の指揮者 (1929- 2019)。ウィーン音楽院でクレメンス・クラウスらに指揮法を学びました。1955年から95年までの長きにわたり ミュンヘン室内管の首席指揮者として活躍。1999〜2002年 TUDORレーベルでラフ:交響曲全曲録音を完成させました。
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