モーツァルト：ピアノ・ソナタ K309〜311　ブラウティハム(fp) （BIS837）

曲目・演奏者

●モーツァルト：
[1] ピアノ・ソナタ第7番ハ長調 K.309
[2]　同　第9番ニ長調 K.311
[3]　同　第8番イ短調 K.310

■ロナルド・ブラウティハム(fp)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} BIS＊CD-837
　発売：97年／録音：1996年／収録時間：58分
△ディスク＝Made in Austria by DADC　△プラケース＝ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク：B+/ 小スリキズ部分的にあり(強め含む＊動作確認済) / レーベル面にスリキズ少しあり
◇ブックレット：B/ シワ, ツメ咬み痕部分的にあり(強め含む) / 白地部分に軽い変色あり / ホッチキスににサビあり
◇プラケース：B+〜B

録音データ・その他

☆1996. 8 スウェーデン・レンア教会における録音。(P, E) インゴ・ペトリ。
−1996年8月 一気に完成させたモーツァルト：ピアノ・ソナタ全曲録音の第3集 (全6集中)。ブラウティハムは翌年 変奏曲全曲 (CD4枚) を完成させています。−使用楽器は1992年 ポール・マクナルティ制作のフォルテピアノ (アムステルダム)。1795年頃 ガブリエル・ヴァルター制作のフォルテピアノにもとづくコピーです。さすがに制作されて間もないフォルテピアノだけあって、機能的に優れていることが明らかで、オリジナル楽器では時に聞かれる不安定さは皆無 (それも味ではあるのですが…)。ブラウティアムは両端楽章で快速テンポをとり、持ち前の鉄壁のテクニックと、楽器の性能のよさを披露します。速いパッセージでも音はきれいに揃い、明快。小気味よく弾み、力強く、[1,2]ではモーツァルトの愉悦を、[3]では力強いドラマティシズムを表現。一方で各緩徐楽章での歌心も聞きものです。