チャイコフスキー：くるみ割り人形 全曲　MTトーマス＝PO （M2K42173・2CD）

曲目・演奏者

●チャイコフスキー：
「くるみ割り人形」Op.71 バレエ音楽全曲 〔第1幕　§　第2幕〕

■マイケル・ティルソン・トーマス指揮 フィルハーモニアo　アンブロジアン シンガーズ

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} CBS＊M2K 42173 (2枚組)
　発売：86年／録音：1985年／収録時間：46+41分
△ディスク中心部 透明プラスティック部分に Made in USA - Digital Audio Disc Corp. と刻印

コンディション

◇ディスク：1)A〜A-/ 外縁に小スリキズ少しあり，2)A-/ 小スリキズ少しあり / 外縁にスリキズ少しあり(強め含む) // レーベル面外縁に小キズ少しあり
◇ブックレット：A-/ 表紙にシワ少しあり(強め含む), 裏表紙に小キズ少しあり / 内部白地部分に変色あり
◇プラケース：B　◇フロント&バック・インレイに変色あり(軽め)

録音データ・その他

☆1985. 5 ロンドン・アビー ロード スタジオにおける録音。(P) ワード・ボッツフォード、(E) ピーター・ブラウン。
−演奏は驚くほどダイナミックなもの。メルヘン的なふんわりとした幻想味を出す気はないようで、速めのテンポを基本として、スマートでキビキビとした音運び。切れ味鋭い音を駆使し、鮮烈なトゥッティや強奏。メリハリの効いた鮮烈な演奏です。メルヘン・バレエを想像して聞くものではなく、音楽物語として楽しめるようにしているようで、第1幕ではさまざまな効果音を駆使しているのも特徴的。特にくるみ割り人形とねずみの王様の戦いの場面では、あまり目立たないこともあるオーボエのメロディを音程の怪しい濁った音のする楽器 (カズー?) を使い、思い切り目立たせていることにはビックリ。このメロディがねずみの王様を表しているのでしょうか。
−トーマスは1990年 ロンドン響と「白鳥の湖」全曲を録音しています。