サティ：本日休演，家具の音楽 他　コンスタン＝Ensアルス・ノヴァ （B15D39208）

曲目・演奏者

●サティ：
[1] バレエ「本日休演」の幕間 “映画” のための音楽
[2] 猿の王様を目覚めさせるためのファンファーレ (2tp)
[3]「家具の音楽」〔1. 県知事の私室の壁紙，2. 錬鉄のタペストリー，3. 音のタイル張り舗道〕
[4]「ヴェクサシオン」(p)

■[1,3]マリウス・コンスタイン指揮 アンサンブル アルス ノヴァ　[2]ピエール・ティボー，ベルナール・ジャヌト(tp)　[3]ミシェル・ダルベルト(p)

ディスク・データ

CD// 国内盤 {ADD} BMG−エラート＊B15D-39208
　発売：89年／定価：1545円／録音：1980年／収録時間：41分
△エラート “エスプリ” シリーズ　△ライナーノート：秋山邦晴　△オビは面裏両面で接着
△プラケース＝ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク：A
◇ブックレット：A-〜B+/ シワ少しあり(強め含む)
◇プラケース：B+　◇オビ：A-〜B+/ 軽い波うちあり / 軽い色あせあり

録音データ・その他

☆1980. 2 パリ・ノートル ダム デュ リバン教会における録音。(E) ピエール・ラヴォワ。
−「家具の音楽」とは日常生活を妨げない音楽、意識的に聴かれることのない音楽を目指したもの。尊大な “芸術” へのアンチテーゼ。しかし現代のアンビエント音楽とは異なり、往々にして単純な素材が繰り返されることは、無味乾燥や怠惰を通り越して、狂気のようなものが感じられます。また[1]はショパンの葬送行進曲のパロディが織り込まれるなど変化があり、耳をそばだてられ、考えさせられます。[3]の初演の際のように奇才が作った音楽はどのようなものかと聞きいってしまうことについて、サティはどのように思っているでしょうか。いや、そもそも録音されて聞かれる類の音楽ではない と言われるだけですね。
−コンスタンはルーマニア出身のフランスの作曲家, 指揮者 (1925- 2004)。パリ音楽院にてメシアン、ブーランジェ、オネゲルに学びました。1963年 現代音楽アンサンブル アルス ノヴァを設立。本来は現代音楽の作曲家ですが、テレビ番組の伴奏音楽や映画音楽にも携わったとのことです。−ティボーはフランスのトランペットの名手。パリ・オペラ座の首席、アルス ノヴァ、ソロ活動もおこないました。−若き日のダルベルトが「ヴェクサシオン (いやがらせ)」を演奏。52拍からなる1分程度の曲を840回繰り返す曲ですが、ここでは 9'45 で切り上げています。