ブルックナー：交響曲第8番　シューリヒト＝WP （EMI＊252925）

曲目・演奏者

●ブルックナー：
交響曲第8番 (ノーヴァク版)

■カール・シューリヒト指揮ウィーンpo

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD} EMI＊25 2925 2
　発売：91年／録音：1963年／収録時間：71分
△EMIエレクトローラ・マイスターヴェルク・シリーズ
△見開き1枚のジャケット (ライナーノートなし)
△ディスク＝Made in Germany / SONOPRESS刻印あり

コンディション

◇ディスク：A-～B+/ 小スリキズ部分的にあり()
◇ジャケット：A-～B+/ シワ少しあり / 横直線状の線キズ1本あり / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース：A-～B+　◇バック・インレイに軽い変色あり

録音データ・その他

☆1963. 12 ウィーン・ムジークフェラインザールにおける録音。(P) ロナルド・K. アンダーソン。
－シューリヒトが晩年ウィーン・フィルとEMIへセッション録音した 3曲のブルックナーのうちのひとつ。宇宙的でも宗教的でも伽藍的でもないブルックナー。スリムな音響、コンパクトな設計で “気宇壮大” とはまったく姿を異にしていながら小さくまとまることはなく、強いアクセント、アッチェレランドを駆使して力感に溢れ、燃焼します。さらには精緻でもデリケートでもないながらウィーン・フィルの有機的なサウンドと相まって、感じさせるのはあくまで人間的なもの。チャキチャキの江戸っ子のようにいなせでカッコよく、またスリリングなブルックナーは現在のブルックナー感とは異質なものでしょうが、実は私の最も愛する “ブル8” であります。第3楽章: アダージョも必要以上にもったいぶらず、素直に音楽の美しさを味わわせてくれるのがいい。