Rシュトラウス歌曲集 (管弦楽伴奏付)　シュヴァルツコップ(S) セル(cond) （TOCE59091）

曲目・演奏者

●R. シュトラウス：
[1] 4つの最後の歌
[2]「母親の自慢話」Op.43-2， [3]「森のしあわせ」Op.49-1
[4] (ヘーガー編)「献呈」Op.10-1， [5]「親しき幻」Op.48-1
[6]「東方の三博士」Op.56-6， [7]「憩え わが魂」Op.27-1
[8]「わが子に」Op.37-3， [9]「子守唄」 Op.41-1
[10]「あした」Op.27-4， [11]「小川」Op.88-1
[12]「ばらのリボン」Op.36-1， [13]「冬の捧げもの」Op.48-4

■エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)　ジョージ・セル指揮　[1-6]ベルリン放送so　[7-13]ロンドンso　[10]エディット・パイネマン(vn)

ディスク・データ

CD// 国内盤 {ADD} To−EMI＊TOCE-3086
　発売：96年／定価：1700円／録音：[1-6]1965, [7-13]68年／収録時間：64分
△art シリーズ　△artリマスター　△歌詞対訳掲載　△ライナーノート, 歌詞対訳：西野茂雄 他

コンディション

◇ディスク：A-〜B+/ 小スリキズ部分的にあり(強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：B+/ 裏表紙部分的にシワあり / ジャケ面に小キズわずかにあり / 内部白地部分に変色あり
◇プラケース：B+　◇オビ：B+/ シワ部分的にあり

録音データ・その他

☆[1-6]1965. 9 ベルリン・グリューネヴァルト教会，[7-13]1968. 9 ロンドン・キングズウェイ ホールにおける録音。(P) ウォルター・レッグ。
−死を受け入れる境地を表現した陶酔的な名作[1]の これはまさに名唱。これほど大きく、同時にニュアンス豊かに歌い上げた歌がほかにあるのでしょうか。シュヴァルツコップの歌は もちろん歌でありながら、歌を通り越したような詩的な感動があります。また特に後半2曲は「ばらの騎士」マルシャリンの20年後の心情を聞くようでもあります。−ほかの曲も同様に素晴らしい歌ばかりですが、わたしは特に[10] “Morgen” が大好き。Rシュトラウスのリートの管弦楽伴奏版は すべてがすべて成功しているわけではないと思っているのですが、これはヴァイオリン・オブリガート付き管弦楽伴奏がホント素晴らしい。オペラの一場面を思わせ、ヒロイン (実はこの詩の主人公は男のようですが…) が愛の至福を感極まって静かに歌うよう。シュヴァルツコップのリート録音で1枚となれば、わたしはこれをお勧めします。