バッハ:2つの幻想曲とフーガ,イタリア風アリアと変奏 他 ヒューイット(p) (CDA67499)
曲目・演奏者
●バッハ:
[1] 幻想曲とフーガ イ短調 BWV.904
[2] イタリア風アリアと変奏 イ短調 BWV.989
[3] ソナタ ニ長調 BWV.963
[4] パルティ (パルティータ) イ長調 BWV.832
[5] 組曲へ短調 BWV.823, [6] アダージョ ト長調 BWV.968
[7] フーガ ハ長調 BWV.953, [8] コラール「イェス わが確信」BWV.728
[9] コラール「ただ愛する神の摂理にまかす者」BWV.691
[10] 幻想曲とフーガ イ短調 BWV.944
■アンジェラ・ヒューイット(p)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} HYPERION*CDA67499
発売:04年/録音:2004年/収録時間:68分
△ディスク=MADE IN ENGLAND
コンディション
◇ディスク:A-〜B+/ 小スリキズ部分的にあり(強め含む*動作確認済)
◇ブックレット:B+/ シワ, ツメ咬み痕部分的にあり(強め含む・小さめ)
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイにシワ少しあり
録音データ・その他
☆2004. 2 ロンドン・ヘンリー・ウッド ホールにおける録音。(P) ルトガー・ベッケンホフ。
−もとは東京エムプラスによる国内仕様盤で 8ページの日本語解説書が附いています (ライナー:ヒューイット (和訳))。
−ヒューイットのピアノによるバッハ・シリーズ第11作で、最後のアルバムであったもの。さまざまな時期の作品が集められていますが、ヒューイットは残りの作品のうちで最良のものを集めたとのことです。落穂拾い的ですが、決して知られざる作品集というわけではなく、1曲目の幻想曲とフーガ BWV.904 は有名なブレンデルのバッハ・アルバムに収録されています。しかし演奏の印象は異なり、バッハの崇高さを表そうとするブレンデルに対し、ヒューイットは流麗です。この曲のフーガの穏やかに半音階で下降する第2主題は印象的。かっこいい曲です。[2]の「イタリア風アリアと変奏」も演奏機会が少ないわけではなく、その短調の主題の美しさはバッハ・ファンであればご存知のところでしょう。−[3]ソナタ BWV.963 となると珍しい曲と言えるでしょう。短い5楽章からなりますが、およそソナタらしくなく、本当にバッハの作かと疑いたくなる即興的な曲。第2楽章の即興的な歌による序奏部、それに神妙なフーガが続きます。詩的な美しさを持つアダージョは短く、アタッカが設けられ、終楽章「ニワトリとカッコウを模した主題」と名付けられた諧謔的な快速の技巧曲となります。…キリがないのでこの辺でやめておきますが、[6]アダージョ K.968 は無伴奏vnソナタ BWV.1005 第1楽章を編曲したもの。原曲とはまた違った美しさが味わえます。ただし編曲者は不明とのことです。
−ヒューイットは残響を生かした潤いのある美音。心地よいテンポとリズム感があり流麗です。ピアノならではの強弱を生かした情感の込め方も適切。バッハの格調を保ちながらも、親しみやすさを感じます。−ヒューイットの解説は 曲とアルバム全体の理解に非常に有用です。すべてのアルバムがこうであればいいのにと思うほどです。
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