プッチーニ:ミサ曲,プーランク:グローリア コルボ=グルベンキアンo 他 (FNAC)
曲目・演奏者
●[1] プッチーニ:4声のミサ曲 (グローリア・ミサ)
[2] プーランク:グローリア
■ミシェル・コルボ指揮 グルベンキアン財団o 同cho [1]レイナルド・マシアス(T) マルコス・フィンク(Br) [2]ブリジット・フルニエ(S)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} fnac*592273
発売:93年/録音:1993年/収録時間:69分
△歌詞掲載なし △ディスク=Fabrique en France par MPO
コンディション
◇ディスク:A-〜B+/ スリキズ少しあり(小さめ)
◇ブックレット:A-/ ジャケ面に小さなツメ咬み痕あり(強め)
◇プラケース:B+
録音データ・その他
☆1993. 7 リスボン・グルベンキアン財団における録音。(P) ミシェル・ガルザン、(E) ジャン- マルティアル・ゴラス。
−[1]は1880年 パチーニ音楽院の卒業作品として作曲されたもの。グローリアが長いことから当アルバムにもあるように「ミサ ディ グローリア (グローリア・ミサ)」と呼ばれていましたが、正式には「4声のミサ曲」とのことです。キリエ (4'41)、グローリア (6曲からなる) (18'09)、クレード (6曲からなる) (14'54)、サンクトゥス&ベネディクトゥス (3'13)、アニュス デイ (2'47) からなり、グローリアだけでなく、クレードも長く、その2曲中心の作品ですが、グローリア・ミサと呼ばれたのは、グローリアが印象的だったからでしょう。初演は好評だったものの、作曲家の意思で生前は出版されなかったため 再演は1951年、出版は1974年になりました。プッチーニはこれを出版しなかったかわりに、「キリエ」の主題を「エドガール」に、「アニュス デイ」の主題を「マノン・レスコー」(第2幕のマドリガーレ) に転用しています。あの印象的なメロディがミサ曲の「アニュス デイ」を改作したものだったとは驚き。確かにこの曲 よくできていて、どこかで使いたいと思う気持ち分かります。ただ最後に置かれたその「アニュス デイ」が静かにあっけなく終えるなど、全体的には構成力にやや難ありという気がしますが、将来 甘く美しいメロディと華麗なオーケストレイションを誇るオペラ作曲家の萌芽は充分に感じられます。2年間に初演されたヴェルディのレクィエムに刺激を受けたとのことですが、その影響を聞き取ることは難しそうです。
−コルボは楽譜の出版の前年の1973年、同じくグルベンキアン財団管と録音しており、当録音は再録音です。弱音美しく静謐で、丁寧に歌われるのが印象的ですが、それはコルボの音楽作りのイメージ通りでしょう。有名曲[2]はコルボにとって初録音と思われます。
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