ブリュッヘン＝18世紀o / 10周年記念ガラ・コンサート /L （PHCP5048）

曲目・演奏者

●[1] バッハ：｢主よ許したまえ われ汝の御栄えをば」 (カンタータ第107番より コラール)
[2] シャイト：パヴァーヌ
[3] ラモー：｢ボレアド」より ロンドーによるコントルダンス
[4] グルック：｢ドン ファン」より シャコンヌ
[5] ハイドン：交響曲第100番 (軍隊) より 第2楽章
[6] モーツァルト：グラン パルティータ K.361 (セレナード第10番) より 第3楽章
[7] ベートーヴェン：｢エグモント」Op.84 序曲
[8] ロッシーニ：｢アルジェのイタリア女」序曲
[9] シューベルト：｢ロザムンデ」D.797 より 間奏曲第3番
[10] メンデルスゾーン：交響曲第4番 Op.90 (イタリア) より 第4楽章
[11] バッハ：｢主よ許したまえ われ汝の御栄えをば」

■フランス・ブリュッヘン指揮 18世紀o (古楽器使用)

ディスク・データ

CD// 国内盤 {DDD} Ph−フィリップス＊PHCP-5048
　発売：92年／定価：3000円／録音：1991年LIVE／収録時間：59分
△ライナーノート：佐々木節夫

コンディション

◇ディスク：A-〜B+/ 小スリキズ少しあり(強め含む＊動作確認済)・外縁に強め
◇ブックレット：A-〜B+/ シワ少しあり
◇プラケース：B+　◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり
◇オビ：A-〜B+/ シワ部分的にあり(裏面のノリの影響含む)

録音データ・その他

☆1991. 7. 1〜3 ユトレヒトにおける録音。(P) ヤコブ・ボガート、(E) ディック・ファン シュッペン，エヴァ・ブランケスプール。
−18世紀管の創立10周年を記念しておこなわれたガラ・コンサートより (拍手なし)。アンコール集になっており、[1-4]ではよく知られているとは言えないものの めっぽう楽しい作品を紹介してくれるのが嬉しい。[2]は弦楽合奏によるメランコリックな、歌のような美しいメロディ。[3]はバーバリックな異国情緒を感じさせるロンドーによる舞曲が楽しい。[4]は「ドン ファン」が地獄落ちするバレエ音楽の最後の場面の音楽 (第30, 31曲) で、疾風怒濤様式の緊張感に満ちた激しい音楽です。その後は名曲集。目の詰んだ精緻な合奏でありながら、劇的効果に富む演奏を楽しめます。[7]ではモダンオケのロマンティックな演奏がいかに大仰かを感じさせてくれる清新な演奏。珍しいブリュッヘンのロッシーニ[8]では通奏低音のチェンバロの響きが楽しい。あるいは急速テンポによる[10]の超絶技巧など、聞きどころ満載です。