リスト:ピアノ・ソナタ,伝説,悲しみのゴンドラ ブレンデル(p) (PHILIPS)
曲目・演奏者
●リスト:
[1] ピアノ・ソナタ ロ短調
[2]「伝説」〔1. 小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ,2. 波を渡るパオラの聖フランチェスコ〕
[3] 悲しみのゴンドラ第1番, 同 第2番
■アルフレート・ブレンデル(p)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} PHILIPS*410 040-2
発売:82年/録音:1981年/収録時間:62分
△ディスク=MADE IN W. GERMANY BY POLYGRAM (ディスク中心部の刻印なし),410 040-2 02
△プラケース=ハード・タイプ (天面・低面にギザギザなし)
コンディション
◇ディスク:B+/ スリキズ部分的にあり(強め含む・小さめ*動作確認済) / レーベル面に点キズ少しあり
◇ブックレット:A-〜B+/ 表紙両面にシワ少しあり / 内部白地部分に変色あり
◇プラケース:B+〜B
録音データ・その他
☆1981. 6 ロンドンにおける録音。−ブレンデルは[1]を3回録音しており、これは2回目のもの。ブレンデルは若い頃 リストを盛んに録音していましたが、かといって ハンガリー狂詩曲をバリバリ弾くというようなイメージはない。ブレンデルはリストの思索的な曲、深みある曲、あるいは宗教的な曲を愛していると言っていいでしょう。このアルバムでもソナタに組み合わされたのはそうした作品というのも いかにもブレンデルらしく、最後 [3]第2番の完結しないような終わり方を選んでいます。−[1]は知的なコントロールと美しいピアニズムによって非常にバランスがよく プロポーションのよい演奏。劇的なダイナミズムやロマン性を強調した演奏とは正反対、明快で見通しよく、感情的な興奮によって見過ごされてきた魅力が浮き上がってくるのです。かといって不感症の演奏では決してありません。アンダンテ ソステヌートの部分でのアゴーギクを駆使した透明感ある抒情は最大の聞きものでしょう。この曲の暑苦しさが苦手な方にはぜひオススメしたい おとなの演奏です。[2,3]でも極端な表現方法をとらず、知的なアプローチ。豊かな音楽にしぜんに語らせて、リストの深さを聞かせてくれるのです。−レコード・アカデミー賞を受賞するなど評判となった録音ですが、1991年に再録音がおこなわれたためか、当録音の国内盤での発売は1994年以降ないようです (2024年3月現在)。
−なおレッドラインがないブックレットのデザイン、薄いグレイのバック・インレイなど、パッケージはPHILIPSのCDの最初期盤タイプ。最初期にはディスクのレーベル面に水色ペイントを施したものが使用されていましたが、当盤のディスクはのちのレッドライン・デザイン。ちょうど切り替え期のものでしょう。たまにこういうことがあります。
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