オイストラフ(vn) ヴァイオリン協奏曲集 (バッハ, モーツァルト, マイヤー) 他 (BERLIN CL・2CD)

メイン画像:オイストラフ(vn) ヴァイオリン協奏曲集 (バッハ, モーツァルト, マイヤー) 他 (BERLIN CL・2CD)ジャケット写真

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商品番号:0184612BC

  • 通常価格:1,500円(内税)
  • 会員価格:1,420円(内税)【5%OFF】

 ↑ 3つ目の画像:プラケースおもて面 (ジャケット)

曲目・演奏者

●[1] バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV.1043
[2] ヴィヴァルディ:合奏協奏曲イ短調 Op.3-8
[3] モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 K.219
[4] ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調
[5] コダーイ:3つのハンガリー舞曲 §
[6] E. H. マイヤー:ヴァイオリン協奏曲 (1964/65)

■ダヴィド・オイストラフ(vn) [1,2]イーゴリ・オイストラフ(vn) [1-3]フランツ・コンヴィチュニー指揮 [1,2]ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo [3]シュターツカペレ ドレスデン [4,5]ナウム・ ワルター(p) [6]オトマール・スイトナー指揮 シュターツカペレ ベルリン

ディスク・データ

CD// 海外盤 {MONO, STE/ ADD} BERLIN CLASICCS*0184612BC (2枚組)
 発売:08年/録音:[3-5]1954, [1,2]57, [6]65年/収録時間:78+36分
△スリーブケース付き △ディスク=MADE IN GERMANY / manufactured by optimal media の刻印あり

コンディション

◇ディスク:1)B+/ スリキズ部分的にあり,2)A-〜B+/ スリキズ少しあり(強め含む*動作確認済)
◇ブックレット:B/ シワ部分的にあり(強め含む) / 裏表紙に線キズ, 小キズ少しあり
◇プラケース:A-〜B+
◇スリーブケース:B〜B-/ 線キズあり / 薄汚れ少しあり / 端・角付近 部分的に小ハゲあり

録音データ・その他

☆[1,2]1957. 4 ライプツィヒ・コングレスハレ,[3]1954, 55 ドレスデン衛生博物館,[4,5]1954. 2 ベルリン・タウベンシュトラーセ (鳩通り) スタジオ,[6]1965. 3 ベルリン・キリスト教会における録音。[6]のみステレオ録音。
−オイストラフ生誕100年記念として 東独楽旅の際の録音をまとめたもの。[DISC-1]はオイストラフの豊かに歌うヴァイオリンが堪能できます。モノーラルとはいえ音質は良好。
−[6]はこれが初CD化。エルンスト・ヘルマン・マイヤーはベルリン出身の作曲家, 音楽学者 (1905- 1988)。ハイデルベルク大学で音楽を学んだ後 ハンス・アイスラー、ヒンデミットらに作曲を学びました。共産主義者でユダヤ人だったため、ナチスの迫害を避け 1933年 イギリスに移住。1948年 東ドイツに帰国し、ベルリン大学の音楽学教授、東ドイツ作曲家連盟議長をつとめ、ドイツ・ヘンデル協会会長としてハレでヘンデル・フェスティヴァルを毎年開催したとのことです。作曲家としても多作で、500曲にも及ぶ作品を書いたとのこと。当アルバムのライナーノートには、この作曲家についてとともに、オイストラフとこの作曲家、作品とのかかわりについて少しだけ書かれています。なんでも1963年 モスクワでおこなわれたシュターツカペレ ドレスデンのコンサートのプログラムに、マイヤーの弦楽のための交響曲が含まれており、コンサート後の楽屋で、オイストラフはヴァイオリン協奏曲は書いていないのかマイヤーに尋ねたとのことです。オイストラフがそのコンサートに演奏者として参加していたのかは不明。そのことが書かれているページにはコンサートでのオイストラフとスイトナーの写真が掲載されていますが、場所は記載されていません。世界的ヴァイオリニストに促されたマイヤーはヴァイオリン協奏曲を作曲。まずこの録音がおこなわれ、その後 2回のコンサートで弾いたとのことです。スイトナーは前年にベルリンに移ったため オケはシュターツカペレ ベルリンでした。−曲は3楽章からなり、I. ロマンス (12'20),II 音楽的, 英雄的, 抒情的, 遊戯的なドラマ (14'55),III. エピローグ (8'35) (いずれもイタリア語)。第2楽章をメインとした、重厚な管弦楽が大いにものを言う曲で 通常の形の協奏曲ではありません。ライナーでは曲についてショスタコーヴィチを引き合いに出していますが、当たらずとも遠からずというところでしょう。各楽章のタイトルからすると物語的な内容なのでしょう。相当 深刻なものを感じる作品です。オイストラフはこの曲について「オブリガート・ヴァイオリンを伴う交響曲」と評したとのことですが、純音楽的な協奏曲を望んでいたのに… という気持ちからの皮肉が込められているのではないでしょうか。とはいえ演奏は素晴らしい。出来立てで公開演奏をしたことのない曲であるにもかかわらず、オイストラフのヴァイオリン、そしてスイトナー&SKB ともに切れば血の出るような熱演であることには驚くばかりです。聞き手は否が応でも引き込まれること間違いなしでしょうが、マイヤーも曲の神髄を音にしてくれたと感激だったのではないでしょうか。

商品番号:0184612BC

  • 通常価格:1,500円(内税)
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