▽グリンカ:ルスランとリュドミラ シモノフ=ボリショイ劇場o; ネステレンコ(Br) ルデンコ(S) 他 (MELODIYA・3CD)
曲目・演奏者
●グリンカ:
「ルスランとリュドミラ」全曲
■ベラ・ルデンコ(S:リュドミラ) エフゲニー・ネステレンコ(Br:ルスラン) ヴァレリー・ヤロスラフチェフ(Bs:スヴェトザール) タマーラ・シニャフスカヤ(A:ラトミール) ボリス・モロゾフ(Bs:ファルラーフ) ニーナ・フォミナ(S:ゴリスラワ) 他
ユーリ・シモノフ指揮 モスクワ・ボリショイ劇場o 同cho
ディスク・データ
CD// 海外盤 {ADD} MELODIYA (BMG)*74321 29348 2 (3枚組)
発売:96年/録音:1978, 79年/収録時間:66+63+59分
△紙箱付き(▽厚さ3.3センチ) △大判ブックレット付き(161ページ) △露語詞・英独仏訳掲載
△ディスク=Made in the EC / SONOPRESS刻印あり (ドイツ)
コンディション
◇ディスク:1)A-/ 点キズわずかにあり / 内縁にスリキズあり // レーベル面にスリキズ少しあり(強め),2)A-/ 小キズわずかにあり,3)A〜A-/ 点キズわずかにあり
◇ブックレット:A-〜B+/ 小口側端に小キズあり / 裏表紙背側端付近に小ハゲあり / 書き込み少しあり(コンテンツ部分 トラックナンバーに3ヶ所の丸印 / 鉛筆による小さなもの)
◇プラケース:B+
◇紙箱:B/ 線キズ部分的にあり / 端に傷み線あり / 小口側角に小傷みあり / スレあり
録音データ・その他
☆1978,1979年 モスクワにおける録音。(E) エドゥアルド・シャクナザリアン。
−グリンカ1作目のオペラで、1837年から1842年にかけて作曲。5幕。原作はプーシキン。序曲が大変な有名曲ですが、オペラとしても「皇帝に奉げし命」と並んで、ロシアの国民オペラの基礎を固めた重要な作品です。ストーリー= キエフ大公国のスヴェトザール大公の娘 リュドミラ姫と騎士 ルスランの婚礼の宴席に魔術師 チェルノモールが現われ、リュドミラはさらわれる。大公はルスランとリュドミラに恋していた若者らに、娘を無事に取り戻した者に娘を与えると宣言。ルスランを含む若者3人が助けに行く。ルスランは魔術や誘惑、他の若者の妨害などを切りぬけ、リュドミラを連れて帰り、ふたりは無事に結ばれるというのもの。幻想的なバレエ・シーンも盛り込まれたメルヘン・オペラ。とはいえ第1幕導入部、吟遊詩人 バヤンの歌で、スラヴの弦楽器グースリの音色を模してピアノやハープを用いていることに象徴されるように、西洋のオペラの形式に充分のロシア民族色を表そうとする野心が感じられます。意外なのは「ルスランとリュドミラ」というタイトルでありながらふたりの出番が多いわけではなく、皆に聞かせどころが用意されていること。フィナーレは序曲の音楽を使った華やかな歓喜の合唱で閉められます。ドラマ性の追求という点ではイマイチながらもユニーク極まりないオペラです。
−シモノフ&ボリショイ劇場のオケはまさにロシア民族色全開。荒っぽい迫力とともに、濃厚な抒情があります。−国際的な成功を収めたネステレンコをはじめとして歌手たちも見事です。特にリュドミラを歌うルデンコの力強いコロラトゥーラには驚かされます。金属的ではありますが 強く響かせる高音はお見事。検索してみますと、ウクライナ出身 (1933- 2021)。来日経験もあるようで、かの斎藤秀雄氏も評価していたとのこと。息の長い歌手です。またハザールの王子 (いわゆる “スボン役”) を歌うアルトのシニャフスカヤ (1943- ) も国際的な活動ができなかったことが残念に感じるほど素晴らしい。−録音はヨーロッパのメジャー・レーベルのレヴェルではありませんが悪くありません。
−「オペラ対訳プロジェクト」に対訳がないのは残念ですが、WIKIPEDIAなどに掲載されているあらすじで鑑賞は充分可能です。
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