パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第4番 他 クレーメル(vn) ムーティ=WP /L (PHILIPS)
曲目・演奏者
●パガニーニ:
[1] ヴァイオリン協奏曲第4番 (カデンツァ=クレーメル)
[2] (スパダ編) ソナタ ヴァルサヴィア
■ギドン・クレーメル(vn) リッカルド・ムーティ指揮 ウィーンpo
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} PHILIPS*446 718-2
発売:97年/録音:1995年, [1]のみLIVE/収録時間:49分
△ディスク中心部の刻印=MADE IN GERMANY BY UNIVERSAL M&L
コンディション
◇ディスク:B+〜B/ スリキズ部分的にあり(小さめ/ 強め含む*動作確認済)
◇ブックレット:B+〜B/ ジャケ面小口側端附近に強いシワあり, その他シワ少しあり / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり
録音データ・その他
☆1995. 10. 6〜9 ウィーン・ムジークフェラインザールにおける録音で、[1]のみライヴ。(P) ヴィルヘルム・ヘルヴェク、(E) オンノ・スコルツェ 他2名。
−[1]は自筆譜に基づいて1990年に出版された新しい校訂版によっています。またカデンツァはシュニトケの 「ア パガニーニ」 の断片を使用。−[2]はパガニーニが1829年にベルリンでの演奏会のために書いた作品で 近年発見されたもの。“ソナタ” とは名ばかりで、実態はショパンの師として名を残す ポーランドの作曲家ユゼフ・エルスネルのマズルカによる変奏曲です。
−クレーメルは 知的なコントロールで シッカリ・スッキリとしたフォルムを保ち、強靭なフレージングで力強く歌います。パガニーニ一流のイタリアン・カンタービレに耽溺することなく硬派。またライヴながら鉄壁のテクニックもさすがで、サーカス的な超絶技巧部分でも決して耳に痛い音を出すことはありません。−一方 引き締まったムーティの音楽作りもクレーメルのスタイルと一致しており、素晴らしいサポートぶり。豊麗な美音のウィーン・フィルも最高。総じて品格には疑問符がつきがちな曲をいちランク上に押し上げたような素晴らしい演奏です。−シュニトケのカデンツァは “木に竹を接ぐ” ようで好悪を分けるでしょうが、私は個人的には近年 現代性を持ち込むのもカデンツァの魅力のひとつと感じてきました。第3楽章も同様の現代的なカデンツァに入りますが わずかで終了。観客の小さな笑い声が聞こえますが、肩透かしを食らったということでしょうか。
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