モーツァルト:カノンと重唱集 他 ケート(S) シュライアー(T) プライ(Br) ベリー(Bs) 他 (CDM769813)
曲目・演奏者
●モーツァルト:
[1]「いとしい娘よ 俺はツィターを手に」(T, Br, Bs)
[2]「いとしいわたしの食いしんぼさん」K.571a (S, Br, T, Bs)
[3]「静かにそっと」(T, Br, Bs)
[4]「マルスとイオニア人になるのは難しい」K.559 (カノン)
[5] 邪魔がはいったセレナーデ K.Anh.441c (T, Br, Bs)
[6]「ここで情感は永遠に燃えつづけ」(T, Br, Bs)
[7]「友人一同の健康を祝し」K.508 (カノン)
[8]「快活さとかろやかさの気質は」K.507 (カノン)
[9] 歌のおけいこ K.Anh.441c (T, Br, Bs)
[10]「親愛なるフライシュラットラー君」K.232 (カノン)
[11]「夜のとばりは降り」K.Anh.441b (T, Br, Bs)
[12]「かわいいマンデルよ リボンはどこに」K.441 (S, T, Bs)
[13]「おお 愚かなるマルティンよ」K.560 (カノン)
[14]「さあ、陽気にいこう」(「ツァイーデ」より アリア / T)
[15]「いざ いとしき乙女よ 共に行かん」K.592a (S, Bs)
[16]「プラータ公園に行こう あの森へ」K.558 (カノン)
[17]「腹ペコで食卓につくというのに」(「ツァイーデ」より アリア / S)
[18]「夏のさなかにオレは食う」K.234 (カノン)
[19]「殿方はいつもつまみ喰いをしたがる」K.433 (アリア / Bs)
[20]「お休み ほんとのおばかさん」K.561 (カノン)
[21]「音楽の冗談」K.522
■[1-3,5,6,9,11,12,14,15,17,19]エリカ・ケート(S) ペーター・シュライアー(T) ヘルマン・プライ(Br) ヴァルター・ベリー(Bs) エーリヒ・ケラー指揮 ミュンヘン・コンヴィヴィウム ムジクム(合奏団)
[4,7,8,10,13,16,18,20]クサヴァー・マイアー指揮 ウィーン・アカデミー室内cho
[21]ミュンヘン・ジンホーファー室内o員
ディスク・データ
CD// 海外盤 {ADD} EMI*CDM 7 69813 2
発売:88年/録音:[1-20]1966, [21]73年/収録時間:66分
△スタジオ・シリーズ △歌詞対訳掲載なし △ディスク=Made in Holland
△プラケース=ハード・タイプ
コンディション
◇ディスク:B/ スリキズ部分的にあり(動作確認済) // レーベル面に小キズ1ヶ所あり(赤色ペイントのハゲ)
◇ブックレット:A-〜B+/ シワ, ツメ咬み痕少しあり(強め含む) / 白地部分に軽い変色あり / 裏表紙に細かい薄汚れあり, ジャケ面にも少しあり
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり
◇オビ:B+/ シワ部分的にあり
録音データ・その他
☆[1-20]1966. 6,[21]1973. 7 以上ミュンヘン・ビュルガーブロイにおける録音。
−オススメはしにくいながら私の愛聴盤。モーツァルトのユーモアに富んだ重唱、カノンを収めたアルバム。2曲のアリア以外は内輪での楽しみに書かれたもので、猥雑な内容のものが多いです。例えば[4]はモーツァルトの友人のテノール歌手パイエルをからかうために作られたもので、ラテン語もどきの歌詞「Difficile lectu mihi mars」を バイエルのなまりのある発音で歌うと「俺の尻をていねいになめろ」というドイツ語に聞こえるように作られているというわけです。しかし それら われわれが聞いても面白さがわかりにくい合唱のためのカノンはほとんど資料的なものでしょう。それよりも喜劇的な楽しい重唱の[1-3,5,6,9,11]が聞きもの (カール・ピリス編曲)。[3]はハイドンの「驚愕」第2楽章のパロディで、[5]はそれに似ており、[8]は[5]と同旋律。基本的なメロディは単純なのですが、ドイツの往年の名歌手たちが表情豊かに、演劇的に、まるで喜劇的オペラのいちシーンのように聞かせてくれます。低声ふたりはもちろんのこと、端正な美声を誇るシュライアーも、歌でしぜんにバカになれることに驚嘆します。昔の歌手は歌手であるとともに俳優でした。ただし紅一点 ケートは古いタイプの縮緬ヴィヴラートが気になります。
−フィルアップの[21]はインゴ・ジンホーファー(vn) をリーダーとしたアンサンブルによる演奏。まさしく “村の音楽家” を思わせる素朴な演奏で、またわざとギクシャクさせたりしています。
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