ラヴェル管弦楽曲集 (10曲) クリュイタンス=OSCC (EMI・2CD)
曲目・演奏者
●ラヴェル:
[1]「ボレロ」, [2]「ラ ヴァルス」
[3] スペイン狂詩曲
[4] 高雅で感傷的なワルツ, [5] 古風なメヌエット §
[6] 亡き王女のためのパヴァーヌ
[7]「クープランのトンボー」
[8] バレエ音楽「マ メール ロア」全曲
[9] 道化師の朝の歌, [10] 海原の小舟
■アンドレ・クリュイタンス指揮 パリ音楽院o [1]マルセル・ガリエグ(tb) [6]ルシアン・テヴェ(hrn) [7]ロベール・カシエ(ob)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {ADD} EMI*5 75386 2 (2枚組)
発売:87年/録音:1961, 62年/収録時間:66+67分
△ルージュ&ノワール・シリーズ △スリムケース・タイプ △ディスク=MADE IN THE EU
コンディション
◇ディスク:2枚)A-/ 小スリキズ少しあり(強め含む*動作確認済)
◇ブックレット:B+〜B/ 小口側下辺にツメ咬み痕あり(強め) / シワ少しあり(強め含む) / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:B/ 裏面に小さなヒビ割れあり(約4ミリ) ◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり
録音データ・その他
☆1961. 11,1962. 4, 9, 10 以上パリ・サル ワグラムにおける録音。(P) ルネ・シャルラン、(E) ワルター・ルールマン。
−クリュイタンスとコンセルヴァトワールの演奏は 今なお「エレガンス・洗練」という言葉で表されることも多いようですが、決してうまくてきれいな演奏ではなく むしろ逆に雑。現在の一流オケの演奏でこれよりヘタなものを探すことのほうが難しいでしょう。しかしそれでも音楽はスゴイ! 全体としてのまとまりはあまり考えられず (とはいえ クリュイタンスは当時の他のフランス指揮者よりもまとめているほう)、個々のプレイヤーがのびのびと演奏し、屈託なくフランスの響きを振り撒いている感じ。今では失われてしまったフランスの香気です。と同時に音楽の勢いと力強さ! むしろ肝心なのはそこという気がするのですが、あまり語られないようであるのは気のせいでしょうか。ラヴェルの音楽の表面的な美しさだけではなく、妖しさ、あるいは毒、猥雑さまでを、豊かな生命力を持って表しています。まさにこれこそラヴェルの音楽の真髄に迫る “名演奏” という気がします。
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