ケクラン:燃える茂み,遠くへ 他 セーゲルスタム=SPRP 他 (CY812)

メイン画像:ケクラン:燃える茂み,遠くへ 他 セーゲルスタム=SPRP 他  (CY812)ジャケット写真

商品番号:CY812

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曲目・演奏者

●ケクラン:
[1]「遠くへ」(交響的小品) Op.20
[2]「燃える茂み」(交響詩)〔第1部 Op.203,第2部 Op.171〕
[3] チェロ・ソナタ

■[1,2]レイフ・セーゲルシュタム指揮 ラインラント・プファルツ国立po
[3]フィリップ・バリー(vc) ヴェロニク・ルー(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} cybella*CY 812
 発売:87年/録音:1987年/収録時間:61分
△ディスク=Made in France by MPO △プラケース=ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク:B+/ スリキズ部分的にあり(小さめ / 強め含む) / 外縁にキズあり
◇ブックレット:A-〜B+/ シワ少しあり / 内部白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B ◇バック・インレイ白地部分に変色あり(軽め)

録音データ・その他

☆1987年 パリにおける録音。(D) エリック・アリベルティ。
−[2]はロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」第9巻「燃える茂み (茨)」に基づく 2部からなる大作。ケクラン70代 最晩年の作品で、第2部が1938年 先に完成し、第1部は1945年。第9巻の最後、クリストフは創造力を失ってしまいますが、創造の神が再び彼のもとを訪れ、クリストフは芸術の新しい境地に達し、同時に自分を取り戻します。老いたケクランは自らの人生と重ね合わせ、この作品に取り組んだことでしょう。クリストフの魂を表すのか、オンド マルトノがここぞとばかりに独特の音を響かせるのが印象的。神秘主義的な抒情を主としていますが、決して難解ではなく、1部では後半、2部では中ほどに盛り上がりの箇所があり、オネゲルを思わせます。(12'30+25'40) −[1,3]についてはライナーに何も書かれておらず、手掛かりがほとんどないのがつらいところ…。[1]はオーボエとピアノのための作品を管弦楽用に編曲したものでしょうか。前半 オーボエを主として静かに東洋風の悲し気なメロディが奏されますが、ボロディンの「中央アジアの草原にて」を思わせます。他方 音楽はほとんど激することなく、ずっと静かであることからドビュッシー「牧神の午後」も思い浮かびます。作品番号が若いことからケクランの若い頃の作品であると思いますが、ケクランらしい神秘性はあるもののモダンな和音は使われず [2]よりもロマン的で親しみやすい曲です。(8'20)
−後年 BISなどに多くの録音をおこない、世界的な指揮者となるフィンランドのセーゲルスタムの比較的若い時代の録音。その写真は後年の白い髭を伸ばした巨漢ではなく、黒髪、口髭、精悍な目つき。この写真を見てセーゲルスタムだと分かる人はほとんどいないのではないでしょうか。
−フィルアップの[3]も[1,2]と同時期の録音。トレ モビレ,アンダンテ,フィナーレの3つの楽章からなり、規模は小さめ (3'40+4'00+6'30)。斬新な和音を駆使しながらも穏やかで抒情的な作品です。

商品番号:CY812

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