ロッシーニ:幸せな間違い ヴィオッティ=ECO; フェッレ(S) 他 (claves)
曲目・演奏者
●ロッシーニ:
「幸せな間違い」全曲
■アメリア・フェッレ(S:イザベッラ) イオリオ・ツェンナーロ(T:ベルトランド) ダニロ・セッライオッコ(Bs:オルモンド) ファビオ・プレヴィアート(Bs:タラボット) ナターレ・デ カローリス(Bs:バト−ネ)
マルチェッロ・ヴィオッティ指揮 イギリス室内o ウルズラ・ドイッチュラー(cemb)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} claves*50-9211
発売:92年/録音:1992年/収録時間:80分
△伊語詞のみ掲載 △ディスク=Manufactured by TECVAL MEMORIES S, A, Switzerland
コンディション
◇ディスク:A-〜B+/ 小スリキズ部分的にあり
◇ブックレット:A-〜B+/ 強いシワ少しあり / 白地部分に変色あり
◇プラケース:A- ◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり
録音データ・その他
☆1992. 2 ロンドン・ロスリン ヒル チャペルにおける録音。(E) テイエ・ファン ヘースト。
−ロッシーニ初期のファルサ (喜歌劇) のひとつ。あらすじ= 炭坑長のタラボットは公爵ベルトランドが視察に来るとの知らせを受けて大慌て。彼の元には姪のリーザがいるのだが、彼女は数年前に小船で海岸に漂着し、彼女の願いで姪として住まわせていたのだ。彼女は実は公爵の夫人イザベッラ。公爵は友人のオルモンドから彼女が不貞を働いたと信じこまされて船で彼女を流してしまったのだが、イザベッラを死なせてしまったと思い込んでいて後悔していた。公爵とオルモンド、その手下バトーネが登場し、彼らはリーザがイザベッラと瓜ふたつであることに驚くが、姪であると言い張り なんとか難を逃れるタラボット。公爵についた嘘がばれることを恐れたオルモンドはバトーネに彼女を誘拐するよう命じるものの、オルモンドの悪事が公爵にばれ、オルモンドは逮捕される。しかしまだリーザがイザベッラであることを知らない公爵は自らの罪にさいなまれ、自害を決意。そこへタラボットとイザベッラが現れ、真相判明。イザベッラは公爵を許し、めでたしめでたし。
−オペラは序曲と4つのアリア、4つの重唱とアンサンブル、7つのレチタティーヴォからなります。ファルサとはいえ シリアスな要素が多分に含まれており、若きロッシーニはがそうしたストーリーの奥の深さに果敢にチャレンジしているのが聞き取れます。しかしやはりロッシーニの本領は喜劇的表現。バス用の喜劇的な曲が、のちに作り上げる有名オペラの面影がちらつきながらも、聞きごたえがあると言えそうです。特にバトーネが公爵の用向きをタラボットに伝えるアリア、公爵がイザベッラを見て妻ではないかと驚く三重唱、誘拐を命じられたバトーネがタラボットにリーザは本当に姪なのか探りを入れ、お互いはぐらかすバトーネとタラボットの二重唱が聞きものと言えるのではないでしょうか。バトーネのアリアの後半はのちの「チェネレントラ」のフィナーレのアリアの元の姿と思わせますし、バスふたりの二重唱は後半 早口になることから、ドニゼッティの「ドン パスクァーレ」のマラテスタとパスクァーレの二重唱を思い出させますが、この「幸せな間違い」が30年ほど先の作品です。
−歌手は揃っており、特にバス陣が充実。ヴィオッティ&ECOも美しく明快な響き、的確な演奏で歌手を支えています。
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