▽モーツァルト:フィガロの結婚 ヤーコプス=CK; チョーフィ, ジャンス(S) 他 (HMX2961818・3CD)
↑ 1枚目の画像はクリア・スリーブケース付きのジャケ面.クリア・スリーブケースにはブック型の特殊装丁を説明するシールが貼ってあります.2枚目の画像はクリア・スリーブケースを外した裏表紙
曲目・演奏者
●モーツァルト:
「フィガロの結婚」 K.492 全曲
■ロレンツォ・レガッツォ(Bs:フィガロ) パトリツィア・チョーフィ(S:スザンナ) サイモン・キーンリーサイド(Br:伯爵) ヴェロニク・ジャンス(S:伯爵夫人) アンジェリカ・キルヒシュラーガー(MS:ケルビーノ) マリー・マクローリン(A:マルチェッリーナ) アントニオ・アベーテ(Bs:バルトロ) ヌリア・リアル(S:バルバリーナ) 他
ルネ・ヤーコプス指揮 コンチェルト・ケルン (古楽器使用) コレギウム ヴォカーレ ヘント(cho) ニコラウ・デ フィゲイレド(fp)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} HMF*HMX 2961818〜20 (3枚組)
発売:06年/録音:2003年/収録時間:45+57+70分
△豪華ブック型仕様 (218ページ) (▼厚さ3センチ) / ディスクは厚紙ポケット直入れタイプ
△クリア・スリーブケース付き △伊語詞・仏英独訳掲載 △ディスク=MADE IN ITALY
コンディション
◇ディスク:1)B〜B-/ スリキズ部分的にあり(強め含む),2)A-〜B+/ 小スリキズ部分的にあり(強め含む),3)C+/ スリキズやや多し(横方向含む / 強め含む) *3枚 全曲の動作確認済
◇紙ケース (表紙両面),内部ブック部分:A〜A-
◇クリア・スリーブケース:A-〜B+/ 薄汚れあり
録音データ・その他
※当商品は厚さの関係でゆうパック、あるいはレターパックプラスでの発送となります。
☆2003. 4 ケルン・シュトルベルガーザールにおける録音。(D) マルティン・ザウアー、(E) セバスティン・ロート,ライナー・キュール。
−「コシ ファン トゥッテ」に続くヤーコプスのモーツァルト・オペラ第2作でした。−驚きに満ちた演奏です。ヤーコプスはピリオド・オケを自在にドライヴし、洗練の中にも野卑なものを含む生き生きとした演奏を聞かせてくれます。しかしオケに聞いたことのないような音が聞こえたり (時にフォルテピアノが聞こえる)、フォルテピアノによるレチタティーヴォは即興的で華やかに飾られ、時にチェロななどが加わったり。歌手たちの歌には装飾的な音が追加され (特にケルビーノの「恋とは…」)、またいくつかの歌では終わりに小さなブラヴーラが加えられていたり。第1幕の三重唱での突然のテンポ変化にも驚かされますが、その他 ちょっとした改変と思しき箇所もあり。まさかヤーコプスの気まぐれないたずらなどではなく、学究的な時代考証あってのことなのでしょうが、特に古いファンには拒否反応もあることでしょう。歴史的には… などと考えても一般ファンには答えが出ないのだから と割り切って、天才博士の実験披露として楽しみました。−若手から中堅の歌手たちは粒がそろっています。徹底されたアポジャトゥーラ処理などから、ヤーコプスに歌い方を指導されていることがわかります。他方 歌にしてもレチタティーヴォにしても、感情表現にさまざまな演出が施されているのですが、特に5人の女声 (ケルビーノ, マルチェッリーナ, バルバリーナを含めて) はソプラノとメッツォの違い、キャラクターや設定年齢の違いも小さく、このオペラをよく知らないと誰が歌っているのかわかりにくいことでしょう。マルチェッリーナも年増の演出を廃されており、女性らしい。フィガロと結婚したいというのがお笑いでなく感じられます。これは個性で勝負する歌の時代は終わったというよりも、ヤーコプスの意図 (時代考証) によるものという気がします。そんな中 キーンリーサイド、キルヒシュラーガーが特にすぐれた歌唱と言えるのではないでしょうか。一方 面白いことにバジーリオとクルツィオはお笑いの要素が強調されています。特にクルツィオの吃音はひどく、歌も鼻をつまんでいるような歌です。−第4幕のマルチェッリーナとバジーリオのアリアあり。
−2006年 モーツァルト生誕250年を記念して発売された 豪華ブック型仕様。ディスクは厚紙ポケット直入れタイプのため ディスクにキズが多いですが、全曲の再生確認いたしました。海外盤では厚紙ポケット直入れタイプをやめないということは、欧米の人はディスクのキズを気にしないんでしょうね。
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