グローフェ:グランド・キャニオン,ガーシュウィン:ポーギーとベス ドラティ=Det (LONDON)
曲目・演奏者
●[1] ガーシュウィン:交響的絵画「ポーギーとベス」
[2] グローフェ:「グランド キャニオン」
■アンタル・ドラティ指揮 デトロイトso
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} LONDON*430 712-2
発売:91年/録音:1982年/収録時間:60分
△ジュビリー・シリーズ △ディスク=Made in USA
コンディション
◇ディスク:A-〜B+/ 小スリキズ少しあり(強め含む*動作確認済) / 内縁にスリキズ少しあり
◇ブックレット:B+〜B/ 強いシワ部分的にあり / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+
録音データ・その他
☆1982. 10 デトロイト・ユナイテッド アーティスツ オーディトリアムにおける録音。
−グローフェは かつて「風呂屋の風景画家」などと揶揄されていたとのこと。代表作「グランド キャニオン」も まさしく漫画的とも言えそうな通俗性があり、それゆえでしょうか、ステレオ装置が広く普及したことに合わせるように1960年代にはバーンスタイン、フィードラー、ブラック、オーマンディなどの録音がおこなわれたにもかかわらず、その後 まったく新録音がありませんでした。この初ディジタルとなったドラティ盤は1967年のオーマンディ以来 実に15年ぶりの録音だったとのことです。ドラティ晩年のこの録音は 充分にメロディを歌わせて 描写的な側面にも配慮しながらも、造形の明快さ、透明な響きを失わず、シンフォニックでスケール大きく、格調の高さを感じさせます。終楽章の「雷雨」もキリリと引き締まっていてカッコいい! 力を込めるドラティの声が聞こえます。通俗性は後退、本来の曲の格を越えるほどの優れた演奏といえるのではないでしょうか。この後 数々の録音が生まれるきっかけとなったといえるでしょう。[1]も大家らしい風格を持ったシンフォニックな演奏です。
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