モーツァルト:fl&hp協奏曲,フルート協奏曲第1番 他 フロマンジェ(fl) ミシェル(hp) レーデル=OPN (UCD16584)
曲目・演奏者
●モーツァルト:
[1] フルートとハープのための協奏曲 K.299
[2]「魔笛」K.620 序曲
[3] フルート協奏曲第1番 K.313
[4] 交響曲第32番ト長調 K.318
■[1,3]ブノワ・フロマンジェ(fl) [1]カテリン・ミシェル(hp) [1-4]クルト・レーデル指揮 ニースpo
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} FORLANE*UCD 16584
発売:89年/録音:1988年/収録時間:75分
△ディスク=MADE IN FRANCE / MPOの刻印あり △プラケース=ハード・タイプ
コンディション
◇ディスク:B+/ スリキズ部分的にあり(小さめ)
◇ブックレット:B+/ 小口側端にシワあり(強め) / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイに変色あり(軽め)
録音データ・その他
☆1988. 10 ニース・サル ディアコスミーにおける録音。(P) クリスティーナ・ドモトール、(E) ジャン・マルティアル・ゴラズ。
− “チーズ屋” という名を持つフルート奏者 フロマンジェはパリ生まれ (1959- )。14才でフルートを始め、ベルサイユ国立音楽院を一等賞で卒業。18才でトゥールーズ・キャピトル管に入団。その後 パリ・オペラ座管を経て、現在はバイエルン放送響の首席奏者をつとめているとのことです。レコーディングは10点以上確認できましたが、特にTUDORへのフルートとピアノのために編曲したメンデルスゾーン:無言歌集というのが気になるところです。−ハープのミシェルは北仏アミアン生まれ (1949- )。3つの国際コンクールで優勝後、1970年からフランス国立放送管に入団するもソリストとして活躍し、1978年からはパリ歌劇場国立管の首席奏者をつとめました。PHILIPSをはじめとして多くの録音を残しています。ブックレットの経歴には記載がありませんが、2013年まで 映画音楽界の巨匠にして ジャズ・ピアニスト ミシェル・ルグランの妻だったとのことで、驚きました。共演録音もあるようです。
−自身もフルート奏者であったドイツの名匠 レーデル指揮するニース・フィルは1947年創立のニース市立響が1982年に再編されて誕生したオケ。ニース歌劇場での活動を中心としています。 音楽監督はアントニオ・デ アルメイダ (1976- 78)、ピエール・デルヴォー (1978- 82) もつとめており、当録音時はクロアチア出身のベリスラフ・クロブチャール (1983- 89) でした。
−演奏は遅めのテンポによる温かく穏やかなもの。[1]はフルートもハープもオケもなんと優しいことか。鋭敏なセンスとか才気走るなどとは正反対、弱音中心、淡い色調で、田舎の花咲く庭でゆったりとした時間を過ごすような、現実逃避の休暇のような心地よさを感じます。若い頃ならオケがうまくないと切り捨てたでしょう。オススメにすることにはためらいますが、抗しがたい魅力を感じます。一流の演奏をたくさん聞いたヴェテランさんに聞いていただきたい演奏です。
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