ベートーヴェン:交響曲第3番 クナッパーツブッシュ=MP /L (TAH294)
曲目・演奏者
●ベートーヴェン:
交響曲第3番 Op.55 (エロイカ)
■ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 ミュンヘンpo
ディスク・データ
CD// 海外盤 {MONO/ AAD} TAHRA*TAH 294
発売:98年/録音:1953年LIVE/収録時間:50分
△ディスク中心部の刻印=FR DURECO (フランス)
コンディション
◇ディスク:A-〜B+/ 細かいスリキズ部分的にあり
◇ブックレット:A-/ 小さなツメ咬み痕少しあり
◇プラケース:A- ◇バック・インレイ白地部分に変色あり(軽め)
録音データ・その他
☆1953. 12. 17 録音。−クナの「エロイカ」は当録音のほかに 1943年 ベルリン・フィル (SP録音),1951年 ブレーメン・フィル /LIVE,1962年 ウィーン・フィル /LIVE があるようですが、当録音は年代的には3番目にあたります。キングーセブンシーズで発売されたことがありました。−残響の多いボワッとした音、観客の咳が多くて耳障りなことなどマイナス点がありますが、演奏は素晴らしい。はじめはクナらしい仕掛けのない演奏に期待外れ感を持ちましたが、いやいや、これは外面的な効果を廃した真剣な音楽作りによる充実した演奏だと評価が一変しました。ボワッとした音もいつしか慣れ、低音がよく響くことが嬉しくなってしまいます (そう加工してあるのかもしれませんが)。−遅めのテンポで無理のないしぜんな音楽の流れ、細かいところまで丁寧に彫琢が行き届いています。テンポを大きく変えて激しさを演出するようなところはなく、遅めのテンポを守っていて悠然、頑固一徹。黙々とじっくりと腰を据えて演奏し、音楽に語らせる。フォルテは重厚で力強いものの、これ見よがしではない、にじみ出るようなスケール感。そして終楽章はやや高揚し、テンポの動きやその他 細かい演出で各演奏を描き分けており、またとにかくスケールが大きい。素晴らしい演奏です。−ところで第3楽章、トリオに入る前のパウゼにも、確かにクナだ!とニンマリさせられました。
−ネット上に、1953年12月、ヘルクレスザールにて、ミュンヘン・フィル、ゾンライトナー(vn)、イタリア風セレナード、ザルムホーファー:ヴァイオリン協奏曲、「英雄」という記録を見つけました。当演奏はその時のものかもしれません。
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