▽ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ全集 (第19, 20番を除く)　HJ・リム(p) （EMI・8CD）

曲目・演奏者

●ベートーヴェン：
ピアノ・ソナタ全集 (第19番，第20番を除く全30曲)

[1] 第29番 Op.106 (ハンマークラヴィーア)
[2] 第11番 Op.22， [3] 第26番 Op.81a (アデュー)　§
[4] 第4番 Op.7， [5] 第9番 Op.14-1， [6] 第10番 Op.14-2
[7] 第13番 Op.27-1， [8] 第14番 Op.27-2　§

[9] 第1番 Op.2-1， [10] 第2番 Op.2-2， [11] 第3番 Op.2-3　§
[12] 第15番 Op.28 (パストラーレ)， [13] 第21番 Op.53
[14] 第22番 Op.54， [15] 第25番 Op.79　§

[16] 第5番 Op.10-1， [17] 第6番 Op.10-2， [18] 第7番 Op.10-3　§
[19] 第16番 Op.31-1， [20] 第17番 Op.31-2
[21] 第18番 Op.31-3， [22] 第28番 Op.101　§

[23] 第24番 Op.78， [24] 第27番 Op.90
[25] 第30番 Op.109， [26] 第31番 Op.110　§
[27] 第8番 Op.13 (悲愴)， [28] 第12番 Op.26
[29] 第23番 Op.57 (アパッショナータ)， [30] 第32番 Op.111

■ HJ・リム(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} EMI＊4 64952 2 8 (8枚組)
　発売：12年／録音：2011年／収録時間：73+77+59+63+50+80+54+80分
△紙箱付き (▽厚さ4.3センチ) / スリムケース4点収納
△ブックレットは4点のプラケースそれぞれにあり　△ディスク＝MADE IN THE EU

コンディション

◇ディスク：1)A-〜B+/ 小スリキズ少しあり，2)A-/ 外縁部分的ににスリキズあり，3)A-〜B+/ スリキズ少しあり，4)A-〜B+/ スリキズ少しあり(横方向, 強め＊動作確認済)，5,6)A〜A-/ 点キズわずかにあり，7)A-〜B+/ スリキズ少しあり・外縁に強め，8)B/ スリキズ部分的にあり(少なめ / 強め＊動作確認済)
◇ブックレット：1)B-/ 強めのシワ部分的にあり(ジャケ面に強い小シワあり)，2)B+/ 強いシワ部分的にあり(少なめ)，3)A-〜B+/ シワ少しあり(小さな強め含む) / 軽いツメ咬み痕少しあり，4)B+/ ジャケ面背側上下角付近にシワあり, 背側端に小傷み, 細かいハゲあり / 裏表紙にシワあり, 線キズあり
◇プラケース：1)B+，2)B，3,4)B+〜B
◇紙箱：B-/ 強い線キズ, 痛み線, 角・端に傷み, 小ハゲあり

録音データ・その他

※当商品は厚さの関係でゆうパックでの発送となります。

☆2011. 7〜8 ラ ショー ドゥ- フォン・ファラー ホールにおける録音。(EP) アンドルー・コーナル、(P) HJ・リム、(E) アルノー・オリュー。
−韓国出身で現在スイス在住の HJ・リムのデビュー録音。ラヴェルやドビュッシーなどへの憧れから12歳でフランスへ留学し、パリ音楽院に学んだ彼女、家族に見せる目的で YouTube に演奏の映像を投稿したところ、視聴回数はあっと言う間に50万件近くに達し、EMIクラシックスのスタッフの目にもとまることになったというのですからまさしく現代のシンデレラ・ストーリーです。すでにパリでベートーヴェン・チクルス・コンサートを1週間連続公演でやってのけていたという彼女のデビュー録音はベートーヴェン・ソナタ全集。曲をテーマ別に収録するというこだわりを見せており、DISC-1から順に「英雄的思想｣ ｢永遠に女性的なもの｣ ｢確固たる個性の形勢｣ ｢自然｣ ｢極端なものの衝突｣ ｢あきらめと受け入れ｣ ｢永遠に女性的なもの 成熟期」 ｢運命」というタイトルが付けられています。一方 ソナタのOp.49-1, 49-2 (第19, 20番) は、ベートーヴェンが学生用練習曲として書いただけで、本人の意思に反して出版されたとし、録音していないとのことです。−きれいに音を整えるよりも感性や閃きを重視した演奏で、基本的に速いテンポをとって激しさとともに、荒っぽさも含んでいます。部分的にはアルゲリッチやハイドシェックを思い出させるものの、若さゆえ許される演奏という感じもします。多く収められているカッコイイ写真に分解したピアノが登場するのは、従来のベートーヴェン演奏の価値観を若い世代がぶっこわす！という意図が暗示されているのでしょう。