ベートーヴェン:交響曲第5,7番,序曲2曲 ライナー=CSO (RCA)
曲目・演奏者
●ベートーヴェン:
[1] 交響曲第5番 Op.67
[2] 同 第7番 Op.92
[3]「コリオラン」序曲 Op.72, [4]「フィデリオ」序曲 Op.72b
■フリッツ・ライナー指揮 シカゴso
ディスク・データ
CD// 海外盤 {ADD} RCA*09026 78976 2
発売:98年/録音:[2,4]1955, [2,3]59年/収録時間:79分
△リヴィング ステレオ シリーズ △ディスク=Made in the EU
コンディション
◇ディスク:A-/ 点キズ少しあり
◇ブックレット:B+〜B/ 小口側上辺に強いツメ咬み痕あり / 小口側端付近にツメ咬み痕あり
◇プラケース:B+
録音データ・その他
☆[1]1959. 5,[2]1955. 10,[3]1959. 12,[4]1955. 12 以上シカゴ・オーケストラ ホールにおける録音。(P) リチャード・モア、(E) ジョゼフ・ウェルズ,ルイス・レイトン。リイシュー・プロデューサー:ジョン・サムエルズ。
−同コンビによるRCAのベートーヴェン交響曲はモノ時代に第3番、そして当アルバムの2曲の後、1961年に第1, 6, 9番が録音されました。−[2,3]は1955年のステレオ録音ですが、WIKIPEDIAによると、1958年6月 1本溝による45/45方式によるステレオ・レコード発売とありますが、1953年10月 初めての2チャンネル・ステレオ録音をおこなう、1955年 2チャンネル・ステレオ・テープ・ソフト発売とありますので、おそらく[2,3]は最初 テープで発売されたのでしょう。
−[1]は私が中学生の頃、出谷啓氏の「弾丸ライナー」というダジャレによる推薦文に興味をそそられたことで印象深いもの。実際に聞いたのはCD時代になってからでしたが、第1楽章は想像していたほど速くなく、肩透かしを食らいました。しかし第4楽章は快速テンポ、筋肉質で逞しく、弦楽の輝かしい音色、爆発寸前のようなテンションの高さ。唖然とさせられました。今回久しぶりに聞き、その時の記憶が鮮明によみがえりました。1955年録音の[2]が音質的に劣るわけではなく、むしろ[1]より鮮明であるのは嬉しいところ (リヴィング・ステレオ独特の派手な音ながら)。これもニュアンスや微妙な陰影のない、マッチョで輝かしい演奏です。筋骨隆々のギリシャ彫刻に強い光が当てられているのをイメージしましたが、間違いなくシカゴ響の第1の黄金期の輝かしい記録でしょう。[3,4]もスゴイ。特に[3]は聞いたことのないような速いテンポによる剛直な演奏で、「弾丸ライナー」に最もふさわしい演奏かもしれません。いずれもユニーク極まりない演奏です。
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