ショパン：スケルツォ全曲　リヒテル(p) （MELODIYA＊VICC2059）

曲目・演奏者

●ショパン：
スケルツォ 全曲 (4曲 / Op.20, 31, 39, 54)

■スヴャトスラフ・リヒテル(p)

ディスク・データ

CD// 国内盤 {ADD} V−メロディア＊VICC-2059
　発売：91年／定価：2000円／録音：1977年／収録時間：39分
△ライナーノート：小石忠男　△原盤：ソ連MK

コンディション

◇ディスク：A
◇ブックレット：A〜A-/ 内部白地に変色あり
◇プラケース：A-〜B+// 白色トレイに変色あり(軽め)　◇オビなし

録音データ・その他

☆1977. 7 ミュンヘンにおけるセッション録音。(P) ハンス・リヒャルト・シュトラッケ、(E) ホルスト・リントナー。
−リヒテル唯一のスケルツォ全曲録音。強く逞しい打鍵による豪壮なショパンを期待していると肩透かしをくらわされます。フォルテを極力使わずに弱音中心の優しくデリケートなタッチによる美しい演奏。抒情的な中間部で遅いテンポを取り、そこに暗い影を忍ばせているのはリヒテルらしいと言えるでしょうか。リヒテルに限らず、偉大な演奏家の演奏スタイルの変遷は興味深いものがありますが、ショパンのソナタを録音せず、また曲集の全曲をあまり録音しなかったリヒテルがスケルツォの全曲を取り上げ、このようなスタイルで演奏をしたことはとりわけ興味深いことです。−国内初CD化盤。