グリンカ:皇帝に捧げし命 マルケヴィッチ=ラムルーo; クリストフ(Bs) 他 (CMS769698・2CD)

メイン画像:グリンカ:皇帝に捧げし命 マルケヴィッチ=ラムルーo; クリストフ(Bs) 他 (CMS769698・2CD)ジャケット写真

商品番号:CMS769698

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曲目・演奏者

●グリンカ:
「皇帝に捧げし命」全曲 (R- コルサコフ, グラズノフ改訂版)

■ボリス・クリストフ(Bs:スサーニン) テレサ・シュティヒ- ランダル (S:アントニーダ) ニコライ・ゲッダ(T:ボグダン) メラニー・ブガリノヴィチ(A:ヴァーニャ) 他
 イーゴリ・マルケヴィチ指揮 コンセール・ラムルーo ベオグラード国立歌劇場cho

ディスク・データ

CD// 海外盤 {MONO/ ADD} EMI*CMS 7 69698 2 (2枚組)
 発売:88年/録音:1957年/収録時間:77+78分
△仏語訳のみ掲載 △ディスク=Made in Germany / SONOPRESS刻印あり

コンディション

◇ディスク:1)A/ 小スリキズ少しあり,2)A〜A-/ 点キズわずかにあり
◇ブックレット:A-〜B+/ シワ部分的にあり(少なめ / 強め含む) / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり

録音データ・その他

☆1957. 11, 12 パリにおける録音。(P) ルネ・シャラン、(E) ヴァルター・ルールマン。
−グリンカの前作「ルスランとリュドミラ」は従来の台詞付き歌芝居の面影を残していましたが、「皇帝に捧げし命」はロシア初の本格的オペラとして画期をなす作品。全5幕。当初の題名は「イヴァン・スサーニン」でしたが、献呈を受けたロシア皇帝ニコライ1世が返礼としてこのように名付けました。舞台は17世紀初頭のロシア。ロマノフ王朝の祖となった皇帝ミハイル・ロマノフをポーランドの干渉軍から守るため、農夫のイヴァン・スサーニンが自身を犠牲にするという伝説的なエピソードを描いています。1836年の初演は熱烈的な歓迎を持って迎え入れられ、以降 ロシアのオペラ劇場で最も重要なレパートリーとして定着しました。1917年のロシア革命後はロシアのオペラ劇場のレパートリーから外れましたが、詩人セルゲイ・ゴロデツキーによって、帝政に言及した箇所を「ロシアの大地」と民衆への賛辞に置き換え、元のタイトル「イヴァン・スサーニン」として上演され、スターリン時代の愛国心高揚に利用されました。
−印象的な曲はいくつかありますが、何といっても素晴らしいのは第4幕、イヴァンのアリア「わが夜明けよ早く来い」。死を前に家族を思い、心の中で別れを告げるのですが、その歌よりも語りに近いようなモノローグは、のちの「ボリス・ゴドゥノフ」を思い出さずにはいられません。グリンカがこれほどの深みのある音楽を書いていたとは思いもよりませんでした。しかしイヴァンの死後、エピローグとして突然 皇帝賛歌の合唱が始まり、それで幕となることは、まだまだ「皇帝に捧げしオペラ」の時代であったことを突き付けます。
−当録音の時代 ロシアはソ連時代ですが、西側での録音ということで「皇帝に捧げし命」が録音できたということでしょう。上演をもとにした録音でしょうか。マルケヴィッチはキエフ生まれながら誕生の翌々年にスイスに移ったとのこと。世界的バス歌手 クリストフはブルガリア出身ながら母はロシア系だったとのことです。ゲッダはロシア語もできることで有名でしたが、シュティヒ- ランダルもロシア語で歌っていることは驚きです。

商品番号:CMS769698

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