ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8, 14, 21番 リュビモフ(fp) (ERATO)

メイン画像:ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8, 14, 21番 リュビモフ(fp) (ERATO)ジャケット写真

商品番号:4509-94356

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曲目・演奏者

●ベートーヴェン:
[1] ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13「悲愴」
[2] 同 第14番 嬰ハ短調 Op.27-2
[3] 同 第21番ハ長調 Op.53

■アレクセイ・リュビモフ(fp)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} ERATO*4509-94356
 発売:94年/録音:1992年/収録時間:59分
△ディスク=MADE IN GERMANY BY WARBER MUSIC △プラケース=ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク:B-/ 研磨痕あり
◇ブックレット:B+/ 小口側端にシワ(強め含む), ツメ咬み痕あり / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイ白地部分に変色あり(軽め)

録音データ・その他

☆1992. 12 パリ・サル アディヤールにおける録音。(P) マルティーヌ・ギュレル、(E) ジャン・シャトレ。
−1806年 イギリス・ブロードウッド製のフォルテピアノを使用した演奏。ベートーヴェンも晩年 今まで弾いていたピアノにはない音域を持つこの楽器を贈られ、使いました。第2楽章まで書いていたピアノ・ソナタ第29番 (ハンマークラフィーア) で、新しい音域を駆使した第3, 4楽章を書いたことは有名です。第30番の第2, 3楽章もこのブロードウッドの音域が活かされています。
−さてこの演奏ですが、[1]冒頭のフォルテのやや濁った感のある、あるいは靄のかかったような微妙な音からしてフォルテピアノならでは。[2]第1楽章、例の有名な弱音による「月光の音楽」も独特の味わいがあります。この楽器自体はフォルテの力強さ、高速パッセージもしっかりとこなせる性能いいものですが、もっと大きな音、美しい響きを持つ現代の高性能のピアノと比べると、やはり素朴。しかしベートーヴェンが聞いていたと思われる音による演奏は示唆に富み、またインティメートな味わいがあります。とはいえ リュビモフはキビキビとしたテンポをとり、また楽器の性能をフルに使って緊張感を、またアゴーギクを駆使して表情豊かな作り出しており、聞きごたえ充分です。またフォルテピアノだとピアニストのテクニックの素晴らしさがよりわかるのが面白い。粒立ちをよくして、かつ滑らかに美しく弾くことは現代のピアノの数倍神経を使うことでしょう。−リュビモフは[2]を1989年にA&Eに録音しており、この録音は2回目。また 2009年 Zig-Zag Territoires に第30〜32番を録音していました。

商品番号:4509-94356

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