オッフェンバック:序曲,バレエ音楽集 アルメイダ=PO (PHILIPS)

メイン画像:オッフェンバック:序曲,バレエ音楽集 アルメイダ=PO (PHILIPS)ジャケット写真

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商品番号:32CD862

  • 通常価格:1,500円(内税)
  • 会員価格:1,420円(内税)【5%OFF】

曲目・演奏者

●オッフェンバック:
[1]「月世界旅行」より 序曲,雪の踊り (6曲)
[2]「ラインの水の精」序曲
[3]「ドニ夫妻」序曲
[4]「地獄のオルフェウス (天国と地獄)」序曲,田園風バレエ (5曲)
[5]「にんじんの王様」序曲
[6]「メートル・ペロニッラ」序曲

■アントニオ・デ アルメイダ指揮 フィルハーモニアo

ディスク・データ

CD// 国内仕様盤 {DDD} Ph−フィリップス*32CD-862 (422 057-2)
 発売:88年/定価:3200円/録音:1987年/収録時間:59分
△海外盤に三ツ折の日本語解説書と長オビを附したもの △ライナーノート:デ アルメイダ(和訳)
△ディスク中心部の刻印=MADE IN W. GERMANY BY PDO,422 057-2 01 #
△プラケース=ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク:B+/ スリキズ少しあり(強め*動作確認済), 小スリキズ部分的にあり / 内縁にスリキズ少しあり
◇ブックレット:A-/ 裏表紙背側にシワ少しあり / 白地部分に変色あり(軽め)
◇日本語解説書:B-/ 背側下角に小さな破れあり(ふたつめの画像参照) / シワ部分的にあり(強め含む) / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:A- ◇バック・インレイ白地部分に変色あり(軽め)
◇長オビ:A-/ 白地部分に軽い変色あり / 薄汚れ少しあり / 背表紙部分に赤色文字に軽い色あせあり

録音データ・その他

☆1987. 8 ロンドンにおける録音。(P) マイク・ブレムナー、(E) ハンス・ラウタースラーガー, エルド・フロート。
−長年オッフェンバックの作品の研究に取り組んでいたデ アルメイダ (1928- 97) らしいアルバム。「地獄のオルフェウス (天国と地獄)」以外は現代では上演されることのない作品ですが、デ アルメイダの解説を読みながら聞くと音楽は数倍面白くなります。−たとえば[1]の最初ホルンで奏されるメロディが「天国と地獄」のダペルトゥットのアリア「煌めけダイアモンド」のそれであることに驚かされますが、デ アルメイダはその理由をちゃんと書いてくれています (どのメロディが何の曲に転用されたかがしっかりと書かれているわけではないものの…)。つまりは、このオペラのために書いたアリアのメロディをオッフェンバックの死後に (ガンズブールが)「ホフマン物語」に転用したからというわけです。しかしそのアリアはオペラでは初演の前にカットされたとのことですので、「ホフマン物語」で見事にリサイクルされたということになります。しかししかし、オッフェンバックのオリジナル曲ではないということで近年の校訂版ではカットされています。この序曲は、従来のシューダンス版で聞けたダペルトゥットのアリアが、もとはこのオペラのものであったことを示す貴重な資料になっていると言えそうです。
−また[2]が「ホフマンの舟歌」であることにも多くの方が驚かれることでしょう。これもこちらがオリジナルで、もとはオペラ中の妖精たちの合唱のメロディ。それを序曲のテーマに使っているようです。オーケストレイションもよく似ていますが、それもそのはず、「舟歌」は「ホフマン物語」のミュンヘン初演に際して (ガンズブールが) 妖精たちの合唱をもとに加えたものとのことです。それが「ホフマン物語」の最も有名な曲となったというのもなんとも皮肉な話です。
−ところで当アルバムは「カン カン」というタイトルですが、[4]は最後に「カン カン」が盛大に展開する序曲ではありません。 その有名な序曲はウィーン初演の際にビンダーが編曲したものですが、こちらはオッフェンバック作曲。もともと作曲した104小節の序曲を書いていましたが、大きな劇場での上演のために390小節に拡大した版です。オペレッタの名メロディによる高度なポプリ (接続曲) で、フィナーレに「カン カン」がチラッとだけ現われます。
−デ アルメイダの解説を読みながら聞くと音楽は数倍面白くなる、と書きましたが、ちょっとわかりにくいところがあるのも確か。和訳のせいなのでしょうか。

商品番号:32CD862

  • 通常価格:1,500円(内税)
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