エルナ・ベルガー(S)　1962年リサイタル /L （C556021B）

曲目・演奏者

●[1] ペルゴレージ：｢わたしの心は彼にあげてしまった」(｢イル フラミーニオ」より)
[2] カッチーニ：｢アマリッリ麗し」
[3] ヴェラチーニ：｢わたしと一緒に来て」(｢ロザリンダ」より）
[4] A. スカルラッティ：｢すみれ」
[5] テレマン：カナリア・カンタータ (老練なカナリアへの追悼曲)
[6] ヘンデル：｢そなたの赴くところ どこにも」(｢セメレ」より)
[7] J. C. バッハ：｢静かな暗闇の中で」
[8] グルック：｢流れる小川に」(｢メッカの巡礼」より)
[9-12] モーツァルト：｢静けさはほほえみつつ」K.152，｢夕べの想い」K.523，｢鳥よ 年ごとに」K.317，｢魔術師」K.472
[13-18] シューベルト：｢沈みゆく太陽に寄せて」D.457，｢アンセルモの墓で」D.504，羊飼いの嘆きの歌 D.121，夕映えのなかに D.799，ズライカ I D.720，ズライカ II D.717

■エルナ・ベルガー(S)　セバスティアン・ペシュコ(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {MONO/ ADD} ORFEO＊C 556 021 B
　発売：02年／録音：1962年LIVE／収録時間：78分
△オルフェオ ドール・シリーズ　△歌詞掲載なし　△ディスク＝Made in Germany

コンディション

◇ディスク：B+/ スリキズ部分的にあり(小さめ / 強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：A-〜B+/ シワ少しあり
◇プラケース：B+〜B　◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり

録音データ・その他

☆1962. 1. 6 ハノーファー・ニーザーザクセン州放送局 小ゼンデザールにおけるライヴ録音。NDR放送による録音。
−ベルガーはドレスデン近郊生まれのドイツのソプラノ (1900-90)。若き日 南米への移住、そこでの父の死などを経験、苦労したようですが、1923年 ドレスデンに戻り、銀行員として学費を稼ぎながら声楽を学び、1925年 ドレスデン国立歌劇場で「魔笛」の童子役でデビュー。その後バイロイト音楽祭に出演するなど、優れたコロラトゥーラ・ソプラノとしてドイツ国内はもちろんのこと世界的に活躍しました。1949年から53年までメトロポリタン歌劇場、1953年と翌年 ザルツブルク音楽祭に出演。1954年 フルトヴェングラー指揮の映像作品「ドン ジョヴァンニ」のツェルリーナ役を歌っています。1955年 オペラ引退。1960年から1971年までハンブルク音楽大学で教鞭をとりながら、リサイタルで活躍しました。−当アルバムは62歳時の歌声ですが 少女のように軽く透明。加えて強さも兼ね備えた美声を保っており見事です。−そして繊細で抒情味溢れるピアノ伴奏が素敵。ペシュコはベルリン生まれ (1909- 87)。歌の伴奏ピアニストとして有名だった人。ゲオルク・クーレンカンプ(vn)、エンリコ・マイナルディ(vc) らと室内楽もやったそうです。