フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテル アイヒホルン=MRO; モッフォ(S) 他 (COCQ84197・2CD)
曲目・演奏者
●フンパーディンク:
「ヘンゼルとグレーテル」全曲
■アンナ・モッフォ(S:ヘンゼル) ヘレン・ドナート(S:グレーテル) シャルロッテ・ベルトルド(A:母親) ディートリヒ・フィッシャー- ディースカウ(Br:父親) クリスタ・ルートヴィヒ(MS:魔女) アーリン・オジェー(S:眠りの精) ルチア・ポップ(S:暁の精)
クルト・アイヒホルン指揮 ミュンヘン放送so テルツ少年cho
ディスク・データ
CD// 国内盤 {ADD} Co−デンオン*COCQ-84197〜8 (2枚組)
発売:06年/定価:2520円/録音:1971年/収録時間:49+53分
△モッフォ・メモリアル・シリーズ △デュオ・ケース △歌詞対訳掲載
△ライナーノート:無記名 (佐藤俊一郎 訳), 黒田恭一
コンディション
◇ディスク:2枚)B-/ 研磨痕あり
◇ブックレット:A-/ 裏表紙背側に小シワ少しあり / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:B+〜B ◇オビ:B+〜B/ 三方端近くに直線状のシワあり / 線キズ少しあり
録音データ・その他
☆1971. 6〜7 ミュンヘンにおける録音。(EP) フリッツ・ガンス, テオドール・ホルツィンガー。
−大変ユニークな演奏。アイヒホルンの指揮はまったくメルヘン的ではありません。それとモッフォのまるでカルメンのように妖艶なヘンゼル、天才学者のようなフィッシャー- ディースカウの父親。一方 ドナートの可憐な女の子そのものという感じのグレーテル、ルートヴィヒの迫真の演技を思わせる魔女。それに短い1曲だけながら、明るく快活に、まるで跳ねるようなポップの暁の精。当時32歳 まさしく歌手として暁でした (ちなみにオジェーも同い年)。ファーストチョイスには向かない弱点もありながら、無視できない楽しみのある録音です。オペラマニアにはモッフォとF- ディースカウも逆に面白いのですから (なお私はモッフォのファンで、F- ディースカウにはマーラーなどの名演とともに大いなる尊敬の念)。−音質は悪くありませんが、残響が多い録音です。
−余談ながら、「父・母」のことをグレーテルは「ファーター・ムッター」、ヘンゼルは「ファーテル・ムッテル」に近い発音をするなど、兄妹で発音が異なるのが面白いところ。もちろんドナートはドイツ人、モッフォはイタリア系アメリカ人であることによる違いです。
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