ハイドン：弦楽四重奏曲第75, 44, 81番　モディリアーニQ （KKC5410）

曲目・演奏者

●ハイドン：
[1] 弦楽四重奏曲第75 (60) 番ト長調 Op.76-1
[2]　同　第44 (36) 番 変ロ長調 Op.50-1
[3]　同　第81 (66) 番ト長調 Op.77-1

■モディリアーニQ〔フィリップ・ベルナール，ロイク・リオー，ローラン・マルフェング，フランソワ・キエフェル〕

ディスク・データ

CD// 国内仕様盤 {DDD} KI−ミラーレ＊KKC5410 (MIR 231)
　発売：14年／定価：3142円／録音：2013年／収録時間：64分
△海外盤に三ツ折の日本語解説書と長オビを附したもの
△ディジパック・タイプ / ブックレット接着タイプ　△ディスク＝Made in EU
△日本語解説書のライナーノート：伊熊よし子

コンディション

◇ディスク：A-/ 小スリキズわずかにあり
◇ブックレット：A-/ 表紙に小キズ少しあり
◇日本語解説書：B+/ シワ部分的にあり
◇紙ケース：A-〜B+/ 小キズ少しあり / 角に小傷み少しあり
◇長オビ：B+/ 端に直線状のシワあり / その他小シワ少しあり

録音データ・その他

☆2013. 4 エヴィアン- レ- バン・ラ グランジュ　オー ラクにおける録音。(D, E) セシル・ルノワール。
−モディリアーニQはパリ国立高等音楽・舞踊学校に在校していた4人の学生によって 2003年に結成。イザイQに師事しました。数々のコンクールで優勝を含む優秀な成績を収め、2008年 MIRAREレーベルと契約。その第1作がハイドン集 (Op.54-1, Op.74-3 (騎手), Op.76-4 (日の出)) で、アカデミー シャルル- クロのディスク・グランプリ賞を受賞しました。当アルバムはMIRARE第6作のハイドン第2集。高い評価を受け、｢レコード芸術」誌 特選盤を獲得しました。−確かに素晴らしい演奏です。4人ともうまいものの才気走ったところがない。特に第1vnのベルナールの艶やかな音色と歌いぶりはホレボレするほどですが、決して第1vn偏重型ではなく、他の3つの楽器も充分に主張し、地に足がついたがっしりとしたスタイルです。[1]第4楽章のユーモアを特に強調することはなく 正攻法ですが、表現は落ち着いていて練られており、ファースト・アルバムがいきなり高い評価を受けたことが納得できます。−その素晴らしい第1vn ベルナールは 2016年退団したとのこと。変わってフランス放送フィルのソリストであったアモリ・コエトーが加入したとのことですが、音楽性が大きく変わる可能性もあるのではないでしょうか。さらに良い方向に向かうことを祈るばかりです。