ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21,30番 他 アラウ(p) /84年 (PHILIPS)
曲目・演奏者
●ベートーヴェン:
[1] ピアノ・ソナタ第21番 Op.53 (ワルトシュタイン)
[2] アンダンテ ファヴォリ ヘ長調 WoO.57
[3] ピアノ・ソナタ第30番 Op.109
■クラウディオ・アラウ(p)
コンディション
CD// 海外盤 {DDD} PHILIPS*416 145-2
発売:86年/録音:1984年/収録時間:63分
△ディスク=MADE IN W. GERMANY BY POLYGRAM (ディスク中心部の刻印なし),416 145-2 01 *
△プラケース=ハード・タイプ
コンディション
◇ディスク:A-〜B+/ 小スリキズ部分的にあり / 内縁にスリキズあり(強め含む) // レーベル面にスリキズ少しあり
◇ブックレット:B/ 小口側端に強いツメ咬みあり / 内部部分的にシワあり(強いシワ含む) / 白地部分に変色あり
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイ白色部分に変色あり
録音データ・その他
☆1984. 10 スイス・ラ ショー ドゥ フォンにおける録音。
−死去により惜しくも全集とはならなかったアラウのディジタル録音によるベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・シリーズ1作目でした。−もとは国内仕様盤 (初出盤) 32CD-417 であったもので、三ツ折の日本語解説書 (ライナー:小石忠男) が付いています (シワあり)。
−[1]冒頭の和音連打からまごうことなきアラウの音楽。切羽詰まったところのない余裕のある音。残響豊かで瑞々しく潤いある音。清水を思わせるような弱音の美しさ。構えが大きく、泰然自若。遅めのテンポながら無理のない呼吸感がいい。高齢ゆえ流れがギクシャクしたり、タッチのコントロールが充分でなかったりするところはあれど、特にそれが瑕疵であるとは感じない。人間力というところでしょうか。アラウが最晩年に到達した明るく優しい世界は別世界へ思いを馳せるもの。特に[3]の終楽章はベートーヴェン晩年の世界とアラウ晩年の世界が一致するようで、その美しさに胸がいっぱいになります。まさに至芸でしょう。−アラウは 1962〜66年 ベートーヴェン:ソナタ全曲録音を完成させていました。
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