＜スパニッシュ・アンコール＞　アルベニス 他　ラローチャ(p) （DECCA）

曲目・演奏者

●[1] マテオ・アルベニス：ソナタ ニ長調
[2] イサーク・アルベニス：｢入江のざわめき」(マラゲーニャ) (｢旅の思い出｣ Op.71-6)
[3]　同 ：ババーナ カプリーチョ Op.12
[4]　同 ：「プエルタ デ ティエラ」(ボレロ) (｢旅の思い出｣ Op.71-5)
[5,6]　同 ：マラゲーニャ，タンゴ (｢スペイン｣ Op165-3, 2)
[7]　同 ：セビリア (スペイン組曲 Op.47-3)
[8,9] ソレル：ソナタ ト短調， 同 ニ長調
[10,11] グラナドス：バレンシアーナ，アンダルーサ (スペイン舞曲集より第5, 7曲)
[12] トゥリーナ：サクロモンテ (ジプシー舞曲第1集 Op.55-5)
[13] サパテアード (3つのアンダルシア舞曲 Op.8-3)
[14] モンポウ：｢内なる印象」(9曲)

■アリシア・デ ラローチャ(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD, DDD} DECCA＊417 639-2
　発売：87年／録音：[1-13]1974, [14]83年／収録時間：67分
△ディスク＝Made in W-Germany by PolyGram (ディスク中心部の刻印なし)

コンディション

◇ディスク：B/ スリキズ部分的にあり / 内縁にクモリあり // レーベル面に小スリキズ少しあり
◇ブックレット：A-〜B+/ シワ・ツメ咬み痕少しあり / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース：A-〜B+　◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり(軽め)

録音データ・その他

☆[1-13]1974. 6 キングズウェイ ホール，[14]1983. 7 アッセンブリー ホール (ともにロンドン) における録音。[14]のみディジタル録音。(P) [1-13]マイケル・ウールコック，[14]マイケル・ハース、(E) [1-13]コリン・ムーアフット，[14]サイモン・イードン。
−故国スペイン作品の演奏では他の追随を許さないデ ラローチャ (1923- 2009) のスペイン名曲集。オリジナル・アルバムに[14]を加えています。−[1]のマテオ・ラルベニスは [2-7]のイサーク・アルベニスとは親族ではありません。古典派時代の作曲家で (1755- 1831) [1]は代表曲。スカルラッティのソナタを思わせる作風です。−スペイン情緒豊かな楽しい舞曲を中心としていますが、フィルアップとして加えられた[14]はイメージを異にしています。スペイン情緒内的でデリケートなものを含み、一層 芸術的センスが高い曲。第5曲「悲しき鳥」も美しい作品ですが、第8曲「秘めごと」は私の若き日 モンポウに魅了されるきっかけとなった曲です。デ ラローチャのデリケートで詩情豊かな演奏はこれ以上のものを想像しがたいレヴェルのものと言えるのではないでしょうか。晩年のモンポウと一緒に写るデ ラローチャの写真が掲載されていますが 印象的です。