チェルニー:4手, 6手ピアノのための作品集 他 ベイヤー&ダグル夫妻+息子(p) (FHMD881)
曲目・演奏者
●チェルニー:
[1]「カプレーティとモンテッキ」(ベッリーニ) のアリアによる華麗なる変奏曲 Op.295 (6手p)
[2,3] 練習曲 変ロ長調 Op.740-38,ニ長調 Op.740-27
[4]「婚約者」(オーベール) のチロル人の主題による華麗なる変奏曲 Op.228 (6手p)
[5,6] 練習曲 ニ短調 Op.740-12,変ロ長調 Op.740-4
[7] 軍隊調ディヴェルティスマン Op.229 (6手p)
[8] 華麗なる大ソナタ ハ短調 Op.10 (4手p)
■[1,4,7,8]イサベル・ベイヤー&ハーヴィー・ダグル(p) [1-7]ガイ・ダグル(p)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD?} Four Hands Music*FHMD 881
発売:88年/録音:記載なし/収録時間:74分
△ディスク中心部の刻印=MADE IN THE UK BY UNIVERSAL M&L
コンディション
◇ディスク:A-/ 小スリキズ少しあり
◇ブックレット:A-〜B+/ シワ, ツメ咬み痕少しあり
◇プラケース:B+〜B
録音データ・その他
☆録音年月日記載なし。ロンドン・セイント ポール女学校・シンギング ホールにおける録音。(P, Rec) ニック・パーカー 他。
−カール・チェルニー (ツェルニー) はオーストリアの作曲家, ピアニスト, 教師 (1791- 1857)。実用的なピアノ練習曲を数多く残したことで有名ですが、未出版のものを含めて1000曲以上の作品を残した多作家です。−ここに取り上げられた作品のうち、当時流行した人気の歌を使った “ブリリアント” な編曲や、軍隊調の曲は当時の観客に大いに受けたことでしょう。[8]の大ソナタはソナタ形式にのっとった4つの楽章からなる作品。全体的にシューベルトを思わせるところがあり、特に短調の歌謡的な主題によるに第1楽章は最も優れているといえるでしょうか。−意外にも面白のは、独奏のための練習曲 Op.740 からの4曲 (当アルバムでは “スタディ” と記載)。しっかりと指の動きの練習の要素が施されているものの、一方で鑑賞用として楽しめる芸術性があります。特に[5]はアンコール・ピースになりそう。
−イサベル・ベイヤー&ハーヴィー・ダグル夫妻、その息子ガイは素晴らしい演奏で知られざる作品を紹介してくれます。ライナーには彼らについての記載がありませんが、ネット上に恐ろしく長いインタヴューを見つけました。それによるとベイヤー&ダグル夫妻はイギリスのピアノ・デュオ。1950年 英国王立音楽アカデミーの学生として出会って以来 忘れられた連弾作品の研究をおこない、BBC放送で人気を博し、またイギリス、フランス、ベルギー、アメリカでコンサートをおこなってきたとのことです。ガイ・ダグルは彼らの息子。作曲家でもあるとのことです。ここでは4手 (連弾) 作品を夫婦で、6手作品を親子3人で、独奏のための練習曲をガイが演奏しています。その名も Four Hands Music というイギリスのレーベルに多くの録音を残しています。当アルバムはチェルニーの第1集。録音年月日の記載がありませんが、1987年頃のディジタル録音と考えていいのでしょう。
- [カートに入れる] のボタンがないものは売れてしまった商品です
- This is sold only in Japan.
- 商品データの見方はこちら
- ディスク各部の名称等について
- 商品等のお問い合わせはメールにてお願いしまします。電話はご容赦ください