ブラームス:チェロ・ソナタ (原曲: vnソナタ第1番),歌曲集 マイスキー(vc) ギリロフ(p) (POCG10045)
曲目・演奏者
●ブラームス:
[1] チェロ・ソナタ ニ長調 Op.78 (原曲:vnソナタ第1番)
[2] 残響 Op.59-4, [3] あなたの所へはもはや行くまいと Op.32-2
[4] サフォー頌歌 Op.94-4, [5] メロディのように Op.105-1
[6] 4つの厳粛な歌 Op.121 より〔1. 人の子らに臨むところは,2. すべてのしいたげを見た,3. ああ死よ〕
[7] 荒れ野を越えて Op.86-4, [8] 愛のまこと Op.3-1
[9] わがまどろみはいよいよ浅く Op.105-2, [10] ひばりの歌 Op.70-2
■ミッシャ・マイスキー(vc) パーヴェル・ギリロフ(p)
ディスク・データ
CD// 国内盤 {DDD} Po−DG *POCG-10045
発売:97年/定価:2548円/録音:1996年/収録時間:68分
△4Dオーディオ・レコーディング △ライナーノート:横堀朱美
△マイスキー・ファミリー写真集付き
コンディション
◇ディスク:B+/ スリキズ部分的にあり
◇ブックレット:A-/ 小シワ少しあり
◇プラケース:B+〜B ◇オビ:B/ シワ部分的にあり
録音データ・その他
☆1996. 1 スイス・ラパースヴィルの城における録音。(P) クリスティアン・ガンシュ、(E) オリヴァー・ロガッラ。
−ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番と歌曲をチェロで弾いたもの。マイスキー初のブラームス録音。2曲のチェロ・ソナタはこの後 1998年 同じギリロフとの共演で録音。そのアルバムでも7曲の歌曲を弾いています。−[1]が「雨の歌」とも呼ばれるのは、第3楽章が 8つの歌曲 Op.59の第3曲「雨の歌」のメロディに基づくからですが、その次の第4曲「残響 (余韻)」も「雨の歌」と同じ旋律によっています。−マイスキーは歌をチェロで弾くことを得意としていますが、歌心のみならず、感情を込めるのがウマイですね。[10] ひばりの歌は、渋い曲が多いブラームスの歌曲の中にあって異色のかわいさで大好きな曲。明るく親しみやすい名メロディです。マイスキーはあまり歌わせず、弱音で途切れ途切れのように弾くという工夫が素晴らしい。それにしても日本のヒバリはずっと早口でしゃべっているような感じの鳴き声ですが、ヨーロッパのヒバリはこんなに優雅なのでしょうか。一方 ブラームスらしい渋い歌の代表格と言えば 4つの厳粛な歌でしょう。第1曲は「コガネムシは金持ちだ」に似ていることで有名です。低音のチェロは曲に合っていますが、さすがにマイスキー、美しい歌でじじむさくはなっていません。余談ながら、この曲の中間部 (と最後に) 現れるピアノの速いパッセージは、シューベルトのピアノ・ソナタ第20番 D.959 の第2楽章の中間部の狂気をきたすような激しさを思わせて好きです。
−初回プレス特典のマイスキー・ファミリー写真集付き。4曲の歌曲の歌詞の和訳も掲載されています。
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