アイヴズ：交響曲第2番，答えのない質問 他　バーンスタイン＝NYP /L （DG）*

曲目・演奏者

●アイヴズ：
[1] 交響曲第2番
[2]「はしご車のゴング あるいはメインストリートをゆく消防士のパレード」
[3] 音の道 第1番， [4] 讃美歌 (ラルゴ カンタービレ)
[5]「ハロウィーン｣， [6] ｢宵闇のセントラルパーク」
[7]「答えのない質問」

■レナード・バーンスタイン指揮 ニュー ヨークpo

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} DG＊429 220-2
　発売：90年／録音：[1]1987, [2-7]88年 ともにLIVE／収録時間：67分
△ディスク中心部の刻印＝MADE IN GERMANY

コンディション

◇ディスク：B+/ スリキズ部分的にあり // レーベル面中心部に小スリキズ少しあり(強め含む)
◇ブックレット：B〜B-/ 強いツメ咬み痕あり / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース：A-〜B+　◇バック・インレイ白地部分に変色あり(軽め)

録音データ・その他

☆[1]1987. 4，[2-7]1988. 11 NY エイヴリー・フィッシャー ホールにおける録音。(P) ハンス・ヴェーバー、(E) [1]クラウス・シャイベ，[2-7]ハンス- ペーター・シュヴァイクマン。
−[1]は20代の頃に書かれた若書き。1901年に完成しましたが、異端の作曲家として孤立していたこと、実際の演奏を想定していなかったこともあったのでしょう、初演は半世紀後の1951年、バーンスタイン指揮でした。−5つの楽章からなりますが、第1楽章は第2楽章の、第4楽章は第5楽章の導入部的な役割で切れ目なく演奏されるため、急-緩-急の3つの楽章とみることができます。アイヴズの他の作品と同様、アメリカの愛唱歌や民謡、あるいはベートーヴェンの交響曲第5番やブラームスの交響曲第1番、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」が引用されているのが面白い。終楽章の最後、愛国歌「コロンビア 大洋の至宝よ」が奏され高揚しますが、すべてをぶち壊すようなふざけた不協和音で閉じられます。実験的ではありますが、調性音楽で美しいメロディもあり、親しみやすい作品です。−バーンスタイン&NYPはCBS時代に多くのアイヴズを録音しており、[1,2,6,7]は再録音でした。[5]は弦楽四重奏とピアノのための作品からの編曲です。