シューマン:交響曲第1番,第4番 (ヴュルナー初稿版) マズア=LPO (TELDEC)
曲目・演奏者
●シューマン:
[1] 交響曲第1番
[2] 同 第4番 (ヴュルナーによる初稿版)
■クルト・マズア指揮 ロンドンpo
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} TELDEC*2292-46445-2
発売:90年/録音:1990年/収録時間:56分
△ディスク=MADE IN GERMANY △プラケース=ハード・タイプ
コンディション
◇ディスク:B/ スリキズ部分的にあり(小さめ / 強め含む*動作確認済) // レーベル面全体的にスリキズあり(薄め), 強め少しあり
◇ブックレット:B〜B-/ ジャケ面小口側上部角付近に強いシワあり, その他シワ部分的にあり(強め含む) / 小口側端に小さなツメ咬み痕あり / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:A-〜B+ ◇バック・インレイに小シワ少しあり, 白地部分に変色あり(軽め)
録音データ・その他
☆1990. 2, 4 ワトフォード タウン ホールにおける録音。(D) マーティン・フーケ、(E) ミヒャエル・ブラマン。
−同コンビは同年 第2, 3番を録音し、シューマン交響曲全曲録音を完成させています。
−[2]は第1番と同年の1840年に完成し、翌年 初演されましたが、評判が芳しくなかったため出版されませんでした。10年後の1851年 交響曲第3番を完成させたシューマンは、このニ短調交響曲の改訂に取りかかり、数日で完成。主目的は全体としての統一性をより高めることで、全曲続けて演奏するようにしましたが、全体的な流れは改訂版と大きな違いはないものの多くのオーケストレイションの変更をおこないました。改訂版は1853年に初演、翌年に出版され、交響曲第4番となりました。−初稿版はシューマンの死後 ブラームスの尽力により 1889年 ケルンにてフランツ・ヴュルナーの指揮で再演。ブラームスとヴュルナーの校訂版として1891年に出版されましたが、ヴュルナーは自筆に従った校訂を、ブラームスはシューマンによる最終稿の要素を取り入れた校訂を主張し、最終的には部分的に最終稿を採用する形でまとめられたため、厳密な意味での初稿版ではありませんでした。ここでマズアが使用しているのはこの版ということでしょう。オーケストレイションは全曲に渡って最終稿とはかなり異なっていますが、4つの楽章はポーズを入れずに演奏 (収録) されています。完全な初稿ではないとはいえ、きれいにまとめられる前のワイルドさが面白い。−なお のち (50年後?) に出版された1841年初演版があるとのことで、これが真の初稿 (に近い) ということになるのでしょう。アーノンクールが1994年に世界初録音したというのはこの版によるものと思われます。
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