ベルリオーズ:荘厳ミサ曲 ガーディナー=ORR 他 /L (PHILIPS)
曲目・演奏者
●ベルリオーズ:
荘厳ミサ曲 (「レスルレクシト」 改訂版付き)
■ジョン・エリオット・ガーディナー指揮 オルケストレル レヴォリューショネル エ ロマンティーク (古楽器使用) モンテヴェルディcho ドナ・ブラウン(S) ジャン・リュック・ヴィアラ(T) ジル・カシュマイユ(Bs)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} PHILIPS*442 137-2
発売:94年/録音:1993年LIVE/収録時間:61分
△羅語詞・英独仏訳掲載 △ディスク中心部の刻印=MADE IN GERMANY BY PMDC
コンディション
◇ディスク:A〜A-/ 点キズ少しあり
◇ブックレット:B+/ 表紙両面にシワ部分的にあり / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:A-〜B+ ◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり
録音データ・その他
☆1993. 10. 12 ロンドン・ウェストミンスター大聖堂におけるライヴ録音。(P) ヴィルヘルム・ヘルヴェク、(E) エルド・グロート 他。
−この作品はベルリオーズ20歳の時に書かれたもの。初演は成功したものの「レスルレクシト」以外は本人によって破棄されたと考えられていましたが、1991年 ベルギーのアントウェルペンの聖カルロス・ボロメウス教会で発見されました。当アルバムは「今世紀最大の発見、世界初録音」と銘打たれていますが、その蘇演ライヴ。ただしこのガーディナーの5日前に、ジャン- ポール・プナン指揮 クラクフ国立フィル,同cho 他による ヴェズレー・サント- マドレーヌ大聖堂における演奏がおこなわれ、ACCORDから発売されたようです。発売はガーディナーの後だったのかもしれません。
−それにしてもなんと奇想天外な曲でありましょう。それについてはガーディナーが大変興味深いことを語っています。最初のリハーサルにおいて、普段なじみのない曲に対してもめったに困惑することのないモンテヴェルディ合唱団がこの作品の風変わりなリズムとメロディに戸惑いを示し、また不規則な長さのフレーズにも面喰ってしまったのである。またORRも当初はこの新しいミサ曲を古臭く、支離滅裂であり、技法的にもぎこちなく、退屈なものと見なしたのであった。しかし演奏家が一堂に会するようになると、本作が当時 前途有望の作曲家であったベルリオーズその人らしいものだと思われ始めたのであった。 −まさしくベルリオーズの常識に収まらない規格外のアイディアは若い頃からであることを認識させられます。特に「レスルレクシト」を含むクレド後半の ヴェルディのレクィエムをも想起させるドラマティシズムはこの曲の白眉でしょう。そしてその奇妙であると同時にユニーク極まりない作品を完ぺきにこなし、生きた魂を吹きこむガーディナーとORR、そしてモンテヴェルディchoには敬服するばかりです。「レスルレクシト」の2版を演奏するこだわりも。−また面白いのがのちの作品への転用が多いこと。レクィエム、テ デウム、「ローマの謝肉祭」などのメロディがあらわれますが、特にグローリア第2曲: グラティアスには驚かされます。幻想交響曲の第3楽章: 野の情景がまともに現れます。
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