プーランク：ピアノ作品集 (第2集)　ロジェ(p) （DECCA）

曲目・演奏者

●プーランク：
[1] ユモレスク
[2] 8つの夜想曲， [3] ピアノのための組曲 (3曲)
[4] 主題と変奏
[5] 即興曲集 より 6曲〔第4, 5, 9, 10, 11, 14曲〕
[6] 2つの間奏曲， [7] 間奏曲 変イ長調
[8] 村人たち (子供のための小品)， [9] プレスト変ロ長調

■パスカル・ロジェ(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} DECCA＊425 862-2
　発売：90年／録音：1989年／収録時間：63分
△ディスク中心部の刻印＝MADE IN GERMANY　△プラケース＝ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク：B+/ 小スリキズ部分的にあり / 内縁にスリキズあり // レーベル面にスリキズ少しあり
◇ブックレット：B+/ シワ部分的にあり(強め含む) / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース：B　◇バック・インレイ白地部分に変色あり(軽め)

録音データ・その他

☆1989. 6 パリ・サル ワグラムにおける録音。(P) ポール・マイヤーズ、(E) ジョン・ペロウ。
−「ナゼルの夜」他を収録した第1集に続くロジェのプーランク作品集第2集。第1集は英グラモフォン賞を受賞していました。−当アルバムでもロジェの瑞々しい美音にホレボレしてしまいます。残響を取り入れた潤いたっぷりの音、デリケートで色彩的なタッチで、まるで印象派を思わせます。リズム感抜群で、軽さの表現も見事。かつてのフランスのピアニストのように、荒々しさや汚い音を駆使して音楽の斬新さを強調しないかわりに、プーランクの音楽のモダン性、毒もアイロニーは薄められていますが、このように魔術的な美音の名人芸を聞かせられると不満を言う気も失せてしまいます。ひょっとすると、こうした演奏は親しみやすく、プーランクのピアノ曲の認知度を高めることに貢献したのかもしれません。