ヤナーチェク：シンフォニエッタ，4つの前奏曲 他　マッケラス＝プロ・アルテo （CDM763779）

曲目・演奏者

●[1] ヤナーチェク：シンフォニエッタ
[2]　同 ：4つの前奏曲〔1. マクロスプロス事件，2. カーチャ・カバノヴァー，3. 死の家から，4. 嫉妬 (｢イェヌーファ｣ のオリジナル序曲〕
[3] ヴァインベルガー：｢バグパイプ吹きのシュヴァンダ」より ポルカとフーガ
[4] スメタナ：｢売られた花嫁」序曲

■チャールズ・マッケラス指揮 プロ アルテo　[2]レイモンド・コーエン(vn)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD} EMI＊CDM 63779 2
　発売：90年／録音：1959年／収録時間：61分
△PHOENIXA シリーズ　△ディスク＝Made in Germany / SONOPRESS刻印あり
△プラケース＝ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク：B+〜B/ スリキズ部分的にあり(横方向含む / 強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：B/ シワ部分的にあり(強いシワ含む) / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース：B+　◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり

録音データ・その他

☆1959. 7 ウォルサムストウ アセンブリー ホールにおける録音。(P) ダグラス・テリー、(E) ロバート・オーガー。
−[1]はマッケラス3回のうちの1回目の録音。2回目は有名なウィーン・フィル (1980年 / DECCA)、3回目はライヴのチェコ・フィル (2002年 / SUPRAPHON)。−ヤナーチェクに一家言持つマッケラスの若々しく情熱的な指揮が魅力。オケは幾分荒いながら、ヤナーチェクの民族的な熱い血がたぎる曲想に合っています。マッケラスの意図なのでしょう。[2]は珍しくも、素晴らしい聞きもの。ヤナーチェクのオペラの陰鬱でドロドロとした人間の情念が渦巻くのを見事に表現しています。なお第3曲「死の家から」前奏曲では舞台のシベリア刑務所を表す鎖を引きずる金属音が登場します。−[3,4]も若き日のマッケラスはこれほど直情的な指揮をしていたのかと驚かされます。