ヴィヴァルディ：リュート, マンドリン協奏曲 他　ピアンカ(lut) ジャルディーノ・アルモニコ 他 （TELDEC）

曲目・演奏者

●ヴィヴァルディ：
[1] 協奏曲ハ長調 RV.558 (2bfl, ,2vnﾄﾛﾝﾊﾞ ﾏﾘｰﾅ, 2mand, 2ﾃｵﾙﾎﾞ, 2ｼｬﾘｭﾓｰ, vc, 弦楽, BC)
[2] ヴィオラ ダモーレとリュートのための協奏曲ニ短調 RV.540 (弦楽, BC)
[3] マンドリン協奏曲ハ長調 RV.425 (弦楽, BC)
[4] トリオ ト短調 RV.85 (vn, lut, BC)
[5] リュートと2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調 RV.93 (BC)
[6] トリオ ハ長調 RV.82 (vn, lut, BC)
[7] 2つのマンドリンのための協奏曲ト長調 RV.532 (弦楽, BC)

■ジョヴァンニ・アントニーニ指揮 イル ジャルディーノ アルモニコ　[1,4-6]ルーカ・ピアンカ(アーチlut)　エンリーコ・オノフリ([2]vaﾀﾞﾓﾚ, [4-6]vn)　[3,7]ドゥイリオ・ガルフェッティ(mand)　マルコ・ビアンチ(vn)　[7]ヴォルフガング・パウル(mand) 他

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} TELDEC＊4509-91182-2
　発売：93年／録音：[1-4,6,7]1992, [5]90年／収録時間：65分
△ディスク＝Made in Germany　△プラケース＝ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク：B+/ スリキズ部分的にあり(小さめ / 強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：B+/ シワ部分的にあり(強め含む) / 白地部分に変色あり(軽め) / 裏表紙に薄汚れ少しあり
◇プラケース：B+〜B　◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり

録音データ・その他

☆[1-4,6,7]1992. 4, 5，[5]1990. 12 以上ルガ−ノ・RTSI 第1スタジオにおける録音。(E) リュシエンヌ・ロセ。
−4枚の室内協奏曲集に続く イル ジャルディーノ アルモニコのヴィヴァルディ協奏曲集でした。その室内協奏曲集は強烈・鮮烈な演奏で、発売当時 ヴィヴァルディの音楽はこんなに面白いのかと、いわば「マイ・ヴィヴァルディ革命」を起こしてくれた印象深い演奏ですが、このアルバムでもまず[1]でカマしてくれます。不思議な名の楽器を含む多くの楽器の独奏を持つ賑やかな曲が彼らに合わないはずがありません。硬質な音、鋭い切れ味、怒涛のフォルテ、押し寄せるクレッシェンドとデクレッシェンドの波。痛快です。もちろんそのような特殊な曲はこれのみで、その他はどちらかといえば軽妙であったり、静かでメロディアスな曲が中心ですが、テンポ・リズムのよさ、表情の豊かさ、洒落っ気を駆使し、ヴィヴァルディのハーモニーと創意の試みの音楽を楽しませてくれます。−なお[1]の「トロンバ マリーナ風ヴァイオリン」というのは「トロンバ マリーナ」というケッタイな楽器とは別で、その機能を加えたヴァイオリンでしょうか。シャリモーはクラリネットの前身の民族楽器です。