シューマン:蝶々,謝肉祭,天使の主題による変奏曲 他 ルイサダ(p) (RCA)
曲目・演奏者
●シューマン:
[1]「蝶々」Op.2, [2] アラベスク
[3]「謝肉祭」Op.18
[4] 主題と変奏 変ホ長調 (天使の主題による変奏曲)
■ジャン- マルク・ルイサダ(p)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} RCA*74321 786902
発売:00年/録音:2000年/収録時間:72分
△ディジパック・タイプ △ディスク=Made in the EU
コンディション
◇ディスク:A-〜B+/ 小スリキズ部分的にあり(強め含む*動作確認済)
◇ブックレット:A〜A-
◇紙ケース:B/ 線キズあり / 端・角の小傷み・小ハゲあり / 内部にヘコミ線あり / プラスティック・トレイ部分に細かいキズあり
録音データ・その他
☆2000. 5 スネイプ・モールティングスにおける録音。(P) ドリー・ウィリアムソン、(E) マイク・ハッチ。
−強烈なジャケット・デザインが印象的であったアルバム。豊かな表現力、工夫を凝らした多彩な演奏で楽しませてくれます。[3]の「スフィンクス」を弾いていますが、弾いているというのか…。ともかく何が起こったかと驚かされました。
−シューマンのほとんど最後の作品である[4]の収録は嬉しいところ。1954年2月作曲。当時 シューマンは梅毒の悪化により幻覚や幻聴に悩まされていましたが、妻クララの日記によれば、シューベルトとメンデルスゾーンの亡霊が歌った主題に基づき作曲したものととのことです。死後に出版されたため作品番号はありませんが、整理番号は WoO.24。−日本では「天使の主題による変奏曲」という名称がよく知られていますが、ドイツ語では (あくまで俗称ですが) "Geistervariationen" ですので「亡霊 (幽霊) 変奏曲」。シューベルトとメンデルスゾーンの亡霊が歌った主題に基づくものという話による名称ですので、そちらのほうがふさわしいでしょう。“ほとんど最後の作品” というあいまいな書き方であるのは、精神病院入院後を含むシューマンの最晩年の作品のほとんどは死後にクララの手により廃棄されてしまったため。クララはこの曲の楽譜は残したものの、ブラームスと共に編纂したシューマン全集 (1893年刊行) には主題のみしか収録しませんでした。全曲の出版は1939年になってからとのことです。作曲技法的なことはともかく、静かで抒情的な曲想は、シューマンの悲劇的な最後を思う時、心に染み入るものがあります。
−1985年のショパン国際ピアノ・コンクールで5位に入賞、センスのよい演奏で有名になったルイサダですが、その翌年に 仏HARMONIC RECORDS にシューマン:ダヴィッド同盟舞曲集,フモレスケを録音していました。
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