テレマン 管楽器のための協奏曲集 ゲーベル=MAK (F35A50085)
曲目・演奏者
●テレマン:
[1] フルート協奏曲 ニ長調 TWV.51:D2
[2] 3つのオーボエ, 3つのヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 TWV44:43
[3] 2つのシャリュモーのための協奏曲 ニ短調 TWV52:d1
[4] トランペット協奏曲 ニ長調 TWV51:D7
[5] フルートとリコーダーのための協奏曲 ホ短調 TWV52:e1
[6] トランペット, ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ニ長調 TWV53:D5
■ラインハルト・ゲーベル(指揮, [2,6]vn) ムジカ アンティクァ ケルン [1,5]ヴィルベルト・ハーツェルツェト(fl) [2]ペーター・ヴェスターマン,ミヒャエル・ニーゼマン,ピート・ドーント(ob) [3]エリック・ホープリッチ,リザ・クレヴィット(シャリュモー) [4,6]フリ−デマン・インマー(tp) [5]ミヒャエル・シュナイダー(bfl) (古楽器使用)
ディスク・データ
CD// 国内盤 {DDD} Po−アルヒーフ*F35A 50085 (419 633-2)
発売:87年/定価:3500円/録音:1986年/収録時間:66分
△ディスク中心部の刻印=MADE IN W. GERMANY BY PDO
コンディション
◇ディスク:B+〜B/ スリキズ部分的にあり(横方向含む / 強め含む・小さめ*動作確認済) // レーベル面にスリキズ少しあり
◇ブックレット:B+〜B/ 右下辺に強めのツメ咬み痕あり / シワ部分的にあり(小さめ / 強め含む) / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイ白色部分に変色あり(軽め)
録音データ・その他
☆1986. 6 ケルン・ドイツ放送・ゼンデザールにおける録音。(P, E) ヴォルフガング。ミットレーナー。
−テレマン入門に最適の色とりどりの木・金管楽器協奏曲集。ヴィヴァルディを思わせる賑やかさがありながらも ヴィヴァルディよりも内容の深さがあります。[1,3-5]は4つ, [2,6]は3つの短い楽章からなり、モデラートの落ち着いた雰囲気ながら、アルバムの冒頭に相応しく喜ばしい気分を盛り上げてくれる[1]第1楽章から魅了されます。その後もハーツェルツェトの巧みな演奏で木製フルートの陰影の魅力満載。−[2]は3つずつのオーボエとヴァイオリンの掛け合いがめっぽう楽しい曲。アレグロの両端楽章の主題は短い音形が特徴的で、シグナル音かなにかを模しているかのよう。この特徴的なソロ編成はやはりそういう効果を狙っているゆえではないでしょうか。−[3]のシャリュモーはクラリネットのもととなった楽器。太く丸い低音の魅力を生かして、陰鬱、不気味な雰囲気をかもし出しています。−そして最大の楽しみは[5]。かつてペトリ, ベネット, マリナーで楽しんだこの曲と こんなところで再会するとは。4楽章からなり、幽玄のようなものを感じさせる第1楽章: ラールゴから魅力的。短調のままながら一転 速いパッセージをカッコよく走るアレグロ。安らぎの間奏曲のようなラールゴを経て、“ルスティカ” な舞曲でフルートとリコーダーが超絶技巧を披露。私はテレマンというとこの曲が真っ先に思い浮かびます。ゲーベルの演奏はテンポが速く アクセントが強く、大胆な演出。リコーダーはフラッター奏法も駆使。洗練されたおとなの演奏のマリナーとはまったくおもむきを異にしています。−そうしたバロックらしいワイルドな表現は[6]でも顕著。ゲーベル自身のヴァイオリンのエッジの利いた大胆な表現とともに、テレマンの音楽にこれ以上考えられないようなスリルを与えています。−オケメンバー表掲載。−ケルンWDRとの共同録音です。
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