モーツァルト:フィガロの結婚 クレンペラー=PO; グリスト(S) 他 (TOCE9746・3CD)
曲目・演奏者
●モーツァルト:
「フィガロの結婚」K.492 全曲
■ジェレイント・エヴァンス(Bs:フィガロ) レリ・グリスト(S:スザンナ) ガブリエル・バキエ(Br:伯爵) エリーザベト・ゼーダーシュトレーム(S:伯爵夫人) テレサ・ベルガンサ(MS:ケルビーノ) アンネリーズ・ブルマイスター(A:マルチェッリーナ) マイケル・ランドン(Bs:バルトロ) マーガレット・プライス(S:バルバリーナ) 他
オットー・クレンペラー指揮 フィルハーモニアo 同cho
ディスク・データ
CD// 国内盤 {ADD} To−EMI*TOCE-9746〜8 (3枚組)
発売:98年/定価:4282円/録音:1970年/収録時間:77+72+40分
△紙ケース・タイプ(厚さ1.3センチ) / 不織布ディスクケース △歌詞対訳掲載なし
△HS-2088リマスター △オビは上下辺をケース内に巻き入れる特殊形状
コンディション
◇ディスク:1)B+〜B/ スリキズ部分的にあり(横方向含む / 強め含む・小さめ),2)B+〜B/ スリキズ部分的にあり(横方向含む / 強め含む・小さめ);1,2)*動作確認済,3)A-/ 小スリキズ少しあり / 外縁にスリキズ少しあり(強め)
◇ブックレット:A-〜B+/ 小シワ少しあり(強め) / 内部白地部分に軽い変色あり
◇紙ケース:B+/ 線キズ少しあり 薄汚れ少しあり ◇オビ:B-/ シワあり わずかな破れあり
録音データ・その他
☆1970. 1 ロンドン・アビー ロード第1スタジオにおける録音。(P) スヴィ・ラジ・グラップ、(E) クリストファー・パーカー。
−クレンペラーの指揮はここでも重厚で、あくまで泰然自若。“クレンペラー時間” とも言うべき不思議な時間が流れます。それがアリアなどでは時になんともいえない味になっていて、新しい美の発見に繋がったりするのですが (例えば第4幕スザンナのアリアの美しさ!)、モーツァルトにしか作りえない情緒の機微の変化満載、肝心要のアンサンブル・フィナーレは、いかにも不器用すぎる…。次第にこの録音はドラマを聞くべき演奏ではないのかもしれないと思うように。面白いお話が始まることを予告する あのうきうきとした序曲が、暗い面持ち、鈍い動きで演奏されるのはひょっとすると、通常のドラマの展開の否定を予告するものであるのかも知れません。まさに玄人向けの演奏です。
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