ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2,3番 ヴァーシャーリ(p) アーロノヴィチ=LSO (DG)
曲目・演奏者
●ラフマニノフ:
[1] ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
[2] 同 第3番ニ短調 Op.30
■タマーシュ・ヴァーシャーリ(p) ユーリ・アーロノヴィチ指揮 ロンドンso
ディスク・データ
CD// 海外盤 {ADD} DG*474 171-2
発売:03年/録音:[1]1975, [2]76年/収録時間:81分
△ENTRÉE シリーズ △ディスク中心部の刻印=MADE IN GERMANY BY UNIVERSAL M&L
コンディション
◇ディスク:A
◇ブックレット:A-〜B+/ ジャケ面下部付近に直線状のシワあり, 内部にも影響あり / 軽い波うちあり / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:A-〜B+
録音データ・その他
☆[1]1975. 9,[2]1976. 4 以上ロンドン・ワトフォード タウン ホールにおける録音。(P, D) コード・ガーベン、(E) [1]K. シャイベ,[2]H. ヴィルトハーゲン。
−協奏曲4曲+ パガニーニ狂詩曲の全集より。−ヴァーシャーリはハンガリー出身のピアニスト, 指揮者 (1933- )。現在はスイス国籍。ブダペストのリスト音楽アカデミーでエルンスト・フォン ドホナーニらに師事し、その後は母校でコダーイの助手をつとめました。コダーイはヴァーシャ―リを気に入っていたようで スタインウェイのグランドピアノを贈ったとのことです。1948年にブダペストのリスト国際コンクールに優勝しましたが、1956年に起きたハンガリー動乱を機に出国、スイスへ。1960年と翌年、西欧の主要な都市でデビューを果たし、その後 ロンドンに定住しました。コンサート活動とともに DGレーベルに数多くの録音を残しましたが、とりわけこのラフマニノフのピアノ協奏曲全集は代表的録音と言っていいでしょう。−近年はノーザン・シンフォニアの音楽監督やボーンマス シンフォニエッタの首席指揮者に就くなど、指揮活動を活発化していました。
−指揮のアーロノヴィチはソ連出身のイスラエルの指揮者 (1932- 2002)。1964年 “第2の” モスクワ放送響の首席指揮者に任命されるも、1972年 イスラエルに亡命。ケルン・ギュルツェニヒ管、ストックホルム・フィルハーモニー管の首席指揮者を歴任しました。録音は多くがマイナーレーベルでしたが、当アルバムは西側での初録音でした。
−ヴァーシャリーは [2]第1楽章カデンツァなど ここ一番でそのパワーを充分発揮しているとはいえ 基本的には瑞々しい抒情で聞かせる演奏。それをアーノロヴィチが重厚、パワフルなコッテリ気味のオケ伴奏で支えているのが魅力。DGは同時期、アーロノヴィチ&LSOでチャイコフスキー:マンフレッド交響曲を録音したのもうなずけるところですが、日本ではほとんど話題にならなかったのではないでしょうか。国内CDでは 2007年 タワーレコード企画で、DG (とMERCURY) のさまざまな指揮者とオケよるチャイコフスキー交響曲全集に組み込まれ、初CD化を果たしたようです。
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